中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月31日
潘教授によると、今年実施した調査で男性の30%、女性の10%が不倫を経験したと回答したという。2000年に「配偶者、あるいは半年以上同棲しているパートナー以外に、性交渉を持つ相手がいますか?」との著差を実施したところ、「相手がいる」との回答は10%にとどまっていた。また婚前性交渉を経験する確率も10年前の約半数から3分の2にまで増加している。
一方、中国社会の「性解放」が進む中、取り残されている人々もいるという。2006年の調査では大学性の23%は「デートをした経験がない」と回答した。潘教授は恋愛を恐れる必要はないと話し、「相手が自分と会話することを喜んで同意してくれる。そのための技術を学ばなければならない」と主張。恋愛をしなければ大学4年間はムダなものになってしまうと草食系男子にカツを入れ、さらには恋愛教育の失敗は教育部部長の責任だとまで発言。理系学生主体の観客の拍手喝采を浴びていた。
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今や「恋愛格差」「恋愛弱者」は世界共通の社会問題ですよっっっ!!!
となにかトラウマを刺激されるようなお話であります。
「なかなか恋愛できない」→「恋愛技術が向上しない」→「やっぱり恋愛できない」→「恋愛スキル LV0」→「喪男/喪女誕生」
というサイクルは世界共通だと思いますが、中国の特殊事情をあげるならば、「若いうちの恋愛(早恋という固有名詞まであったり)は勉強の妨げになる。絶対阻止!」という考えが親に広まっていること、日本よりはるかに過酷な受験のため恋愛するヒマがない人が多いことの2点でしょうか。
それでもうまくやる奴はうまくやるし、恋愛にはまってドロップアウトする奴もいるわけですが。このあたりの比率の世界比較とかあったら面白いのに。
というわけで、中国教育部ははやく「中国版ホットドッグプレス」を作った方がいいと思うよ。
*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。