中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年11月02日
さらにニコニコ動画にアップされた「日本鬼子」がメディアデビュー!萌系"日本鬼子" 反攻大陸宅男」という動画もそこそこ話題となっているよう。
ニュースを流したのは台湾の東森新聞ETTV。東森テレビ旗下のニュースチャンネルだそうで。テレビ番組で2chネラーが書いた萌え絵を激しく紹介していますね。ちょっと笑える。
またこちらでは台湾紙・自由時報がカラーイラスト付きで「萌系日本鬼子」を紹介した記事が紹介されています。ウェブ版はこちら。
萌系日本鬼子、中国反攻へなんかもうほとんど「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」を読んだだけって感じの記事。いいのか、自由時報!Wikipediaによると、「中華民国(台湾)の4大新聞のひとつ。現在は台湾国内で発行量第一の新聞社」だそうですが……。
日本ネットユーザーは大々的に「KUSO」(クソゲーから派生した言葉。今ではアニメやマンガ、ゲームのパロディを指す)を展開し、「日本鬼子」をキャラクター化した。ネットユーザーが創造した「日本鬼子」は萌え系美少女イラストで、「萌え」の力を以てして、中国への反撃の狼煙を上げるもの。ネットでは争うようにイラストが投稿された。中国ネットユーザーもこれにはびっくり。日本はいつか「萌え」で世界を征服するだろうと慨嘆した。
日本ネットユーザーの「KUSO」投稿大会
始まりは日本最大のネット掲示板2chだった。あるネットユーザーが「中国人が『日本鬼子』と罵るならば、中国人にその凄さを見せてやろうぜ」と呼びかけたことが発端となり、「日本鬼子」は女性の名前である「Hinomoto Oniko」と代わり、その姿は萌系美少女となった。ネットユーザーは、全中国人を「中国萌え豚」に変えてやると豪語している。
萌系美少女にあらがえない中国オタクネットユーザー
呼びかけに答え、1カ月足らずのあまりに投稿された作品は150件弱に達した。「日本鬼子」は萌系美少女で、頭には角のついた鬼の仮面をかぶり、和服をまとい、刀や槍を持つ。長髪、「暴乳」(巨乳の意味。多分)、ケモ耳、尖った歯、かわいさ、ツンデレなど各種「萌え」要素を備えている。その反応は絶大で、ネットでは「日本鬼子」大会が開催され、最も人気ある「日本鬼子」を決める投票も行われた。
「日本鬼子」大会がネットに広まり、(それを知った)中国ネットユーザーは大いに驚いた。日本のブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」では中国ネットユーザーのコメントを紹介。「こんな手を打ってくるとは。あの国はまずオタクから何とかした方がいいんじゃないか?」「こっちは罵声を送っていたはずなのに返ってきたのは萌えキャラ……。なんかもう、無力感に苛まされる……」などの声が伝えられている。
またある中国ネットユーザーは、「あ、基本は黒髪ロングでお願いします」と注文。別のネットユーザーは「小日本どもはこんなもんで俺たちが引っ掛かってると思っているのか!?全くバカにしやがって……俺は触手モノが欲しいんだよ!!」と一言。別のネットユーザーは「もう日本はこのまま「西洋鬼子」「東洋鬼子」「洋毛子」「老毛子」「高麗棒子」「台巴子」とかの蔑称をシリーズで作っちゃえよ。なんかその方が良い気がしてきたわ」と提案している。