中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年11月08日
5月31日、研修初日。
日本人は時間を厳守すると聞いています。そこで早めに出発。開始時間の2時間前、朝7時半には研修会場に到着しました(「会場」といっても、普通のマンション5階にある一室です)。さすがに誰もいないと思いましたが、試しにノックしてみると、中から「お入りなさい」と返事が。びっくりして、自分の時計が狂っているではと疑ったほどでした。
部屋に入り、先生に挨拶しながらお辞儀をしたところで、初めての指摘がありました。「お辞儀は挨拶を終わってからにしなさい」と……。なるほど、そうでしたか。いや、日本の漫画やアニメはよく見ているのですが、上司と朝の挨拶をするシーンなんて見たことがなかったので……。
席に着いて少し落ち着いてから思ったのですが、中国ではこんな朝早くから会社に来ることなんて考えられません。大学の先輩やクラスメートの話によると、始業1分前にオフィスに入ればセーフというのは常識。ほとんどの人は朝の布団を堪能したくて、ぎりぎりまで朝寝坊します。もちろん遅刻すると罰金が科されたり、減給されたりしますが。(ただGFW(グレート・ファイアウォール、ネット検閲の意味)を稼働させているためか、人手不足が深刻なネットワークエンジニアリング専攻の従業員が解雇されることは比較的少ないようです。)
さて、研修が始まるまで本でも読もうとしていると、また先生に呼ばれました。また何か間違えたのかとあたふたしている私に、先生は「あなた、(日本語検定試験)一級を持っているんですね。すごいじゃないですか、確か日本語学校に通ったこともないと履歴書に書いていましたよね」とおっしゃいました。「いえいえ、まだまだ勉強中の身です」と返しましたが、先生は「そこで一つ提案があります。これからの授業で、みんなが自力で内容が聞き取れるようになるまで、 Nightjojoさんが私の話を中国語で復唱するというのはどうでしょう?」と続けました。
「はい」と反射的に答えたものの、「これって断れないよね」というのが本音でした。実力的に無理があるので断りたかったですが、そのための言葉を一生懸命組み立てているうちに先生から追い打ちがありました。
「ということで、がんばってください。スピーキングの練習になるはずです。」
「はい、頑張ります」と答えている私。ああ、確かに練習になりますね……。少なくとも、日本語力を早く向上させないと、断りたい時にも断れないことがよく分かりました!
こうして、まったく自信がないまま、私のミッションが始まりました。
<Kinbricks Now公告><続編>
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日本の習慣や考え方に戸惑う事もあるかもしれませんが、どの国にもそれぞれ特徴があり、お互い学ぶところがあると思います。
Nightjojoさんなりの感じ方が読める事を楽しみにしています。
私も中国語を始めたばかりで、毎日がんばって勉強しています。Nightjojoさんも大変だと思いますが、がんばってくださいね。