2010年11月8日、広東省広州市でアジア大会2010・男子サッカーの中国対日本戦が行われた。尖閣問題の余波から物々しい雰囲気で迎えたこの一戦、
日本は序盤から中国代表を圧倒。3対0で勝利を収めた。
*試合結果を伝える中国新聞網。五輪と比べれば格が劣るとはいえ、地元・広州市では北京五輪、上海万博と並ぶビッグイベントと位置づけてきた。八百長・賭博問題からの再生を狙う中国サッカー界にとっても、ロンドン五輪を目指す中国U-21代表チームは期待の星。
だが、高まった期待は前半11分の日本先制ゴールで早くも揺らぎ、新浪微博(中国版ツイッター)には「
チャンネルを変えた」とぼやく、早すぎるあきらめの声も。後半19分、日本の3点目が決まると早々にスタジアムを去る観客も現れたほどだった。
中国U-21代表の不甲斐ない戦いを嘆く華西都市報はこんなタイトルの記事も。
「日本五輪代表は臨時招集=キャンプはわずか4日、プロ選手はゼロ」
いや、A代表に呼ばれた永井謙佑(福岡大)とか、J1でもそこそこ出場歴がある水沼宏太(栃木SC)とかいるので、誤解なんですけどね。ま、それだけ悔しかったと言うことで。
こうしたメディアの声はサッカーファンの悲しみを反映したもの。以下にご紹介する新浪微博の書き込みは典型的です。
突然、自分は一番好きなのは代表の試合だということに気がついた。2004年のアジアカップ決勝前を思い出している。チケットを買えなかったため、友達と一緒に泣きそうだったが、それでもと会場まで行ったんだった。結局、不思議なことに入場はできた。ただ惜しむらくは中国代表はやはり中国代表。喜びを与えてくれることは永遠にないってことだ。
一方でこんなステキなつぶやきも
クリエイティビティとテクニックは外国人だけのものじゃないよ!この市場のおばちゃんの豆腐リフティングを見よ!代表選手だって冷や汗ものだぜ。「達人は民間にあり」って言葉はどうして出来たのか、よくわかるぜ!
で、これがそのおばちゃんの妙技・
豆腐リフティング!
確かにこのおばちゃんが出場していたら、
日本もやばかったね……。
(Chinanews)
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2軍、3軍と揶揄されるメンバーで今回のアジア大会に臨んだのは仕方ありません。
私の予想では、ホームの利点やフィジカルで優位な分、中国が優勢のまま勝利するか、最悪引き分けだと思ってました。
まさか日本が大差で勝利するとは・・・
中国側の内部で何かあったんでしょうかね?