中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年11月12日
美女経済とは美女リソースに関連して富を創造、分配する経済活動。すなわち美女を媒介とした特殊的メディア経済の一種であり、一種独特な経済スタイルである。中国では従業員募集広告の条件に「五官端正」(容姿端麗)と書くのが普通。たしかに接客業にはきれいな女性が多い印象ですね。で、その中でも不動産販売員は超高給取りの美女揃いだそうで。2010年11月9日付鳳凰網の記事「きれいな不動産販売員、その私生活を全公開」を参照しました。
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「高級な服に身を固め、ばっちり化粧した不動産販売員。彼らはどんな存在なのか。すらりと背が高く、美白バッチリの彼女たちの私生活に迫った」で始まる記事。仕事の辛さと高給ぶりとが主眼の記事のはずですが、どう考えてもメリットばっかりのような気がする……。
●大変なことというところ。
・仕事時間が長い!16時間よ!
・お客を建設現場に案内。ハイヒールだからこけちゃいそう。
・お客と向き合うには心理学とかファイナンシャルプランニングとかの知識が必要。
・無茶なお客にも対応しないといけない
・結婚するヒマがない
●おいしい話どうみてもメリットのほうが大きい気がする……。不動産販売員の羽振りの良さも中国不動産バブルの一環なのでしょうね。それにしても販売員の美人度で売れ行きってそんなに変わるもの?スーパーの店頭販売じゃないんだから、色仕掛けに騙されず、ちゃんと考えて買いましょう。
・ピークシーズンなら月収1万元(約12万円)は固い。基本給は1000元(約1万2000円)程度ながら、歩合でのボーナスあり。好成績の販売員なら年収20万元(約240万円)以上は固い。大都市なら年に100万元(約1200万円)稼ぐ人もいる。
・ 元小学校教師・杜さん。一生食いっぱぐれない仕事を捨ててまで販売員に。それも歩合ボーナスが魅力だったため。今の収入には満足だとか。2003年に販売 員の職についてすぐ、職場がある重慶市の不動産価格が高騰。販売店には行列が出来たほど。当時は会社の管理が厳しくなかったこともあって、予約権をこっそり横流し。3カ月で6万元(約72万円)を稼いだとか。小学校教師時代の年収5年分に相当する金額。以来、年収は10万元(約120万円)を割り込んだこと はない。その収入を生かして80平米のマンションを購入、ローンを全額返済したほか、投資用にもう1軒、40平米のマンションを購入し、賃貸で運用している。