中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年11月13日
中国人記者がフェースブック創始者のザッカーバーグに質問。あなたは人人網モデルから何を学びましたか?
*「人人網」は中国のフェースブック・クローン・サービス。
スティーブジョブス「中国に行かない理由の一つには北京大で講演させられるのが怖いんだよ。何を質問されるか分かっている。AppStoreは威鋒モデルから何を学びましたか?アップルは華強北路から何を学びましたか?こりゃ本当に答えられない。自分だったらぼうぜんとしてしまいそうな剛速球の質問ですが、さすがは質疑応答のキレには定評があるキャメロン首相。「第一に五輪開催の成功ですね。そして中国の急成長も学ぶべき価値があるでしょう。中国の台頭は決して脅威ではありません。中国が国際社会においてより多くの責任を果たすことを望みます」と無難な受け答え。さすがさすが。
*威鋒はiPhoneのジェイルブレイクと海賊版アプリインストールを指南するサイト。華強北路は広東省深圳市にある電子製品卸売市場。中国パクリ製品の中心地。
12日、ソウルで開催されたG20サミットが閉幕。オバマ米大統領は韓国を離れる前に記者会見を開催しました。最後に「韓国メディアの質問にお答えしたい」と呼びかけると、さっと手を挙げた一人の男。
男「不幸なことにあなたを失望させてしまうかもしれません。実は私は中国人なんです。ただ私はアジアを代表して質問できるかと思います。私たちはアジアの一員ですから。」米国大統領相手にゴーイングマイウェイを貫き通したのは、CCTVのアナウンサー・芮成鋼氏。
オバマ「君の英語、私の中国語よりよっぽどうまいね(場内笑)。ただ公平に見て、韓国人記者が質問する順番でしょ。だから~、あのさ~」
男「もし韓国の友人たちが私が代表して質問することを許したなら?いいですか?」
オバマ「じゃあ韓国プレスに質問があるかどうか聞きましょう。ない?ないの?(場内静寂、オバマは笑いながら)どうやら私の予想より状況は複雑なようだ(場内笑)。」
男「ではアジア人からの質問にお答えください。オバマ大統領。」
オバマ「どうぞ。私は韓国プレスが質問する機会を確保したかったんですが……。」
鳳凰網(11月12日)参照
「しばらくの間、中共の統治をひっくり返せないのはまだ我慢できる。ただ芮成鋼のバカっぷりはどうにも許せない。」芮成鋼氏は自身のブログで、
・いや、韓国人記者が質問しなかったし~(これは不思議。シャイな記者さんばかりが集まっていた?それとも芮成鋼の発言にワクテカで黙ってみていた?)と説明。ですが、そのブログのコメント欄には
・オバマの記者会見って米国記者以外に質問のチャンスなし。日本を含むアジア諸国はソフトパワーを上げないと。
・だがこの2年、状況が変わってきた。中国の総合的国力、国家の力、時代の力が我々を支えているのだ(キリッ
次からは俺以外のアジアと中国を代表してくれ。二度とおまえに代表されたくないし。などなど批判のコメントも多々見られます。ただ鳳凰網が実施したネットアンケートではむしろよくやったという声が多数だったり。
オバマが韓国メディアに与えたチャンスを奪いやがって。この大馬鹿野郎。
他人様の代表をするのに慣れたの?アジアの他の国まで代表しやがって。
あんたはすばらしい中国共産党党員だ。でも俺は違う。なんで次からは勝手に俺を代表しないでくれ。