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【最終回】13億人は日本のことをどう思っているの?「無関心」「あえて言えばキライ」―中国人民は日中対立をどう見ているのか?

2010年11月16日

もう11月も半ばを過ぎました。9月7日の尖閣沖中国漁船衝突事故から2カ月以上が過ぎたわけで。まだ2カ月しかたってないの?とビックリするぐらいのいろんなことがありましたね~(遠い目)。

さて、本ブログ的に心残りなのは、連載企画「中国人民は日中対立をどう見ているのか?」が未完成なこと。日本からはるばる海を越えた中国での取材対象を確保するのがなかなかに難しく、また新たな話題が次々と登場する中で、次第に忘れ去られていき、今に至ります。とほほ。

20100930_diaoyu
*第1回に登場していただいた「80後」ギャルのSさん。

当ブログの中でも結構読んでいただいた記事なので、最初に予告した私なりの結論を書かないのはまずい!ということで、インタビューの数は激しく不足しておりますが、最終回を更新いたします。

まずは簡単に連載を振り返っておきます。第1回の「反日感情燃えたぎってますか?中国のギャルに聞いてみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?」では、「80後」(1980年代生まれ)のギャル・Sさんの話を聞きました。日本好きの彼女ながらも事故のニュースを聞いて、「中国心」(中国人魂)が反応したとのこと。

また船長の勾留延長決定後、中国でのニュース報道が増え、彼女も周囲の人と「日本人はなんで船長をすぐに釈放しないの?バカなの?」と雑談していたことを教えてくれました。とはいえ、基本的にはのほほんとした様子。インタビューしたのが船長釈放後ということもあって、「まだそのネタ、気になっているの?」ぐらいののんきさが印象的でした。

第2回の「ネット検閲を超えられない人たち=中国ツイッタークローンのつぶやきを読んでみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?」では、中国版ツイッター「新浪微博」のつぶやきを紹介。「日本」という検索ワードで表示されたタイムラインのうち約10分間のつぶやきを全部紹介するという企画でした。キティちゃんネタや日本料理なんかもある一方で、「ぶっ殺す」「小日本を倒せ!」「日本人をぶちのめす映画を見るとすっきりする」などという過激な発言が多かったのが特長。

ちなみに余談ですが、Sengoku38氏による衝突ビデオ流出後に同じく新浪微博を検索してみましたが、日本に対する罵倒の言葉などは非常に少なく、関心がきわめて薄かったことがわかりました。逆に、船長釈放から間もない10月初頭時点では怒っている中国人が多かったと言えるでしょう。

第3回の「荒れ狂う反日感情は恐怖でしたか?日本人留学生に聞いてみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?」、第4回の「反日デモが起きても街の空気は変わらなかった=日本人留学生が見た反日の国―中国人民は日中対立をどう見ているのか?」では日本人留学生にインタビュー。事件のことはよく知らないというぐらいののんきさ、むしろ親のほうが心配していますという状況でした。

第2回の新浪微博で過激な話しがあったものの、Sさんと日本人留学生の話はのんきそのもの。記事が遅れたので、記憶があいまいになっているかもしれないが、当時の日本メディアは「船長釈放を求めて怒る中国の民」「反日デモで怒る中国の民」とともかく中国の民が怒っているとの報道でした。この温度差をどう理解するべきでしょうか?

日中をまたにかけ活躍するミュージシャン・ファンキー末吉さん。そのブログに大変興味深い記事があるので引用します。

だが多かれ少なかれ日本のマスコミはこのように
「落ちどころを決めてから取材をする」

というところがあるように思える。

数年前、反日感情が高ぶってデモとかが起こっている時、
サッカー場かどっかで日本人が殴られているシーンをテレビで放送されたことがあったらしい。

ちょうど同じ日にワシは、
布衣のライブを初めて見て感激し、
彼らと一緒にどんちゃん騒ぎをしていた。

思えばその飲んでた店でも中国のテレビでデモのニュースを流していた。
反日感情を持っている人もいるし、
日本人ドラマーと大喜びで酒を酌み交わしている人もいるし、
その人達に喜んで酒や料理を運ぶ店の人もいる。

「中国各地でデモが起こり、中国じゅうが反日感情で湧いている」
というのはどう考えてもウソなのである。


日本のマスコミ ファンキー末吉BLOG ~ファンキー末吉とその仲間たちのひとりごと~
*太字はChinanews
日本のマスコミは自分で描いたストーリーで、中国の状況を決めつけてない?本当にそんなに騒いでいると思う?ちがーうっ!というお話。中国滞在経験が長く、日頃から中国人とお付き合いしているファンキー末吉さんの言葉だけに大変重みを感じます。

ではでは、第2回の新浪微博で取り上げたような怒りの声はなんだったのでしょうか?ごくごく少数の人がネットという場でぶちまけた不満であって、とるにたらないものだったのでしょうか?

いいや、そうではないよという意見も存在します。最近、日本メディアでの露出も増えてきた「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一さんは次のように話しています。
(9月24日、早朝にオーストラリアから北京に戻った時のこと)驚いたのが、北京空港から地下鉄で移動している間に暴漢に囲まれたことです。僕は中国のテレビなどにもよく出演しているので顔が知られています。ブログなどに自分の予定を書いているのでそれでいつ帰ってくるのは分かったのかもしれませんが、それでも僕が北京空港に着いたのは朝の5時ですよ。そんな朝早くに待ち伏せしていたようです。 8人くらいの男に囲まれて胸ぐらまでつかまれました。

(…)

僕が今、肌で感じているのは、今後日中関係は2005年より悪化するかもしれないということです。
日中関係は2005年以上に悪化する(日経ビジネスオンライン、10月7日)
*太字はChinanews
中国マスコミともパイプが深く、中国ウォッチャーとしても活躍している加藤さんは、ファンキー末吉さんと真反対の見解?!いったいどうなってるの?!

先日掲載した記事「好著『中国人の本音』を中国人はどう読んだのか?チョイ荒れコメントを手がかりに中国ネット民を理解しよう」で紹介したコメントの一つに、ネット掲示板から「中国人」の声を拾うという手法に対して、そんなネット掲示板の書き込みで13億人の中国人を代表できるのか?「日本人はなにかというと、誰かに中国13億人を代表させてしまう」というものがありました。

確かにある一部分だけを見て、全体を決めつけてしまうのは危険な部分があります(その問題をどう回避するかにみんな智慧を絞っているわけですが)。マスコミが自分の描いたストーリーに都合のいい一部のみに焦点をあてて描いているとするならば問題ですが、同じく1人の人間がその体験だけで決めつけるのも非常に問題だと言えるでしょう。

ですから、13億人の頭の中身、なかなかよくわからないよね、というのが穏やかな結論ですよね。

が、13億人全員に話を聞くわけにはいかないし、個々人で考えが違うのも重々承知しているけれども、やっぱり大づかみに話が知りたいじゃん!と思うのも人情。というわけで、私のつたない知識と足りない経験から考えていることを最後に開陳しておきます。

(1)本当は日本のことなんて、どーでもいーんです

先ほど取り上げたファンキー末吉さんのブログには次のような一節があります。
全中国人にもしアンケートが取れたとしたら、
大多数の中国人はこう言うだろう。
「日本なんか関係ない。
俺は明日自分が豊かになることの方が大切だ」
と。
これには完全に同意です。中国人と話したり、ネットの議論を見ていても、最大の関心事は、物価や給料、家を買えるかどうか、医療費や学費が高すぎるといった生活のこと。卑近な話以外では、中国も民主化して欲しいとか、官僚の汚職許さまじとか。興味があるのは国内の問題であって海外のことではありません。


(2)日本は好きですか?いいえ、キライです

で、基本は結構無関心なわけですが、尖閣の事件であったり、「日本のこと好き?」と確認される出来事がときおりあるわけです。その場合、基本的には「キライ」という解答が返ってくるでしょう。なにも「江沢民時代の反日教育が~~」といった難しいことを言う必要はありません。中国共産党の正統性は大陸から悪逆非道の日本帝国主義を追い出したわけで、建国神話が「日本の悪辣さを描く物語」と不可分である以上、誰もが日本のひどさをよくよく知っているわけです。

さて、誰もが知っているネタ、つまり共通話題というのは貴重なものです。列車に乗ってゆるゆると旅行している時、ちょっと話の持っていき方を誤ると、周囲の中国人全員に日本バッシング話を展開されたり(いや、「おまえは友達だ。悪くない。でも日本はね……」みたいな展開が多いですが)。あるいは中国人同士で飲んでいて「反日ネタ」で騒いだり。誰もが共有できるネタとしての「反日」という点も見逃せないポイントです。

まとめると、基本的には「無関心」。でも日本(の悪行)についてはよく知ってるし、あえていうならば「キライ」というのが、私がイメージする中国人の日本との向き合い方です。随分いろんな話をすっ飛ばしたような気もしますが、恥ずかしながら意見を表明してみた次第です。

(Chinanews) Twitterアカウントはこちら
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<過去記事>
Kinbricks Now:明日、反日デモは起きるのか?=学生の携帯電話取り上げなど取り締まりに躍起の当局―中国

Kinbricks Now:<尖閣問題>温家宝首相の談話が船長釈放の決め手に=日本は目的を達成との見方も

Kinbricks Now:尖閣諸島で軍事演習を、円高を促進せよ=識者が語る「対日報復」の手段―中国紙

Kinbricks Now:「漁船衝突事故で海保に死者」との大誤報=グーグル翻訳が煽る日中対立?!

Kinbricks Now:<中国漁船衝突>船員14人開放=政府と人民の抗議が日本を動かした―中国外交部

 コメント一覧 (18)

    • 1. 犬彦うがや
    • 2010年11月16日 20:22
    • むかし見た人形劇が忘れられないことに似ている。共通の話題であり、無難な話題であり、そしてあくまで思い出話の範疇である
    • 2. (* ̄・ ̄)ノ ≡旦~~
    • 2010年11月16日 20:43
    • >>「日本人はなにかというと、誰かに中国13億人を代表させてしまう」

      全てを日帝で括ってしまう人に言われたくない
    • 3. Chinanews
    • 2010年11月16日 23:01
    • >(* ̄・ ̄)ノ ≡旦~~ さん
      コメントどうもです。
      個々の差異を認めつつ、全体をモデル化するのって難しいですねぇ。
    • 4. Chinanews
    • 2010年11月16日 23:06
    • >犬彦うがやさん
      コメントどうもです。
      言いたいことを代弁していただいて、感謝感謝。
      そう、無難な話題なんですよね。ある時、反日ネタで盛り上がった中国人の飲み会に潜入して痛感しました。中国人だけで盛り上がるなら、誰も困ったり嫌がる人がいない便利な話題だなと。
    • 5. マネ
    • 2010年11月17日 11:00
    • 2005年反日が盛り上がった時、ちょうとある会社に入り、正社員になる前の頃だ。周りの社員はみんな盛り上がって、日本が嫌いじゃないと言った私がへんな目で見られるわよ。結局最後私やめだ。ま、そんなにいい会社でもないし。
      けど今年は違う、ほかのネタたくさんあるのおかげかもね。

      日本にきたからそう思う。日本キライと言う中国人、と上海キライの中国人、ほとんど同じだ。
    • 6. Chinanews
    • 2010年11月17日 17:02
    • >マネさん
      コメントどうもです。
      本当は別に日本キライじゃない人も、そういう状況だと空気を読んで悪口を言うんでしょうね。そこに同調出来ない人は辛いですよね……。

      日本叩きと上海人叩き一緒、というコメントはなるほどと思いました。どこかでネタとして使わせてくださいw
    • 7. panda_l
    • 2010年11月18日 12:35
    • おっしゃた通りだと思います。
      反日感情は客観的に存在していますが、そんなに盛り上がってるなものではない、全体的に見ると野次馬のほうが多数だと思います。
      ちなみに日本では中国脅威論が売れるから、マスコミが「反日的な中国」のイメージを過大化しているではないかと考えております。
    • 8. Chinanews
    • 2010年11月18日 14:29
    • >panda_l
      お世話になっています。コメントどうもです。
      マネさんに続き、中国人の方に「見立て間違ってないよ」と言ってもらえるとほっとします。

      中国のマスコミが「資本と政治」という2つの論理で動いているとするならば、日本のマスコミは「資本」の論理一辺倒。盛り上がるネタを過剰に煽ってしまうのは間違いないですね。

      ただ先月発売の雑誌SPAに安田さんともどもコメント取材を受けましたが、その記事の論調は「日本メディアは煽りすぎ」と批判するもの。「資本」の論理の中でも、行きすぎを批判する動きがあることは注目したいです。
    • 9. kavy
    • 2010年11月19日 14:30
    • 4 これは某テレビネタですが、
      中国人は「日本には法律がない時間帯がある」と思っているそうです。
      無法になるのは午後9時から朝の9時。この時間帯に渋谷なんかにいくと、昼間ちゃんとした格好をしていたはずのサラリーマンがだらしない格好でべろんべろんになって歩いている、そこらじゅうで嘔吐している。OLが汚らしい笑い方して歩いている。大声をあげたり、奇声を発したり、他人の自転車をひっくり返し、あっちこっちで怒鳴り合いや殴り合いがおきてるが、警官はいちいち取り合わない。通報されたらやっと飛んでくるという感じ。これを見た中国人の感想だそうです。
    • 10. amtrs
    • 2010年11月19日 14:35
    • 日本が悪いことをしたという間違った前提で国を維持しているのは困ったものですね。
      正しい歴史を教えることも知ることも語ることすら監視され投獄される国ですから。

    • 11. Chinanews
    • 2010年11月19日 15:36
    • >Kavyさん
      へーへーへー、とトリビアの泉モードになってしまいました(笑)。

      「日本人=礼儀正しい」イメージが中国では結構ある中で、酔っぱらいモードの日本人の姿を見ると結構衝撃かもしれませんね。中国では人前でべろんべろんになることは、日本以上に恥ずべきことなので。

      中国の新聞記事やブログでこのネタないか、あさってみますね。ありがとうございました!
    • 12. Chinanews
    • 2010年11月19日 16:03
    • >amtrsさん
      コメントどうもです。
      中華人民共和国の建国神話が変わらない限り、「悪逆非道の日本兵」という教育は多かれ少なかれ続きますよね。確かにそれはなかなか困ったことかも。韓国にも同じことが言えますが……。
    • 13. ぱぱ
    • 2010年11月20日 17:02
    • 確信的私見ですが、「中国各地でデモが起こり、中国じゅうが反日感情で湧いている」と、しきりに報道したのは
      ファンキーさんの言う「落としどころを最初に決めて」の定型報道のためでも
      >8=Chinanewsさんの言う、日本マスコミの「資本」の論理でも無いと思います
      日本マスコミは、こと「反米」「親中」「親韓」と言うスタンスでは経済性度返しの動きをする傾向が顕著です
      おっと、僕はネトウヨとか言う連中では無いですよ(^^)
      注意して思い返して欲しいのですが、マスコミが「中国各地でデモが起こり、中国じゅうが反日感情で湧いている」と言った後には
      ほぼ必ず「中国政府がこのように強行に出るのは、このような国民の日本への反発が大きいから仕方なく・・」とか
      「ここで日本に強行に出て見せないと人民の批判が政府に行くので仕方なく・・」
      「その人民の反日も本当に日本が嫌いなのではなく経済問題などの国内問題」
      と言うような、中国政府の強行対応は中国政府の日本敵視では無い、国内事情のため仕方なくしている国内向けパフォーマンス」 で
      日本側の歴史反省の不十分さや過去の愛国教育の影響もあって
      中国国内の矛盾の標的に「たまたま」日本が手頃な的になりやすいだけ
      というような報道が多かった事を思い出されるでしょうか
      そうです、「中国各地でデモが起こり、中国じゅうが反日感情で湧いている」と言う報道が多かったのは」
      『中国政府は諸事象で仕方なく強行に見せてるだけで、決して本気で日本と対立しようとしてるワケじゃ無いよ』
      と中国政府を擁護するための報道だったのです
    • 14. ぱぱ
    • 2010年11月20日 17:17
    • 『中国政府は諸事象で仕方なく強行に見せてるだけで、決して本気で日本と対立しようとしてるワケじゃ無いよ』
      と中国政府を擁護するための報道をしていたマスコミですが
      その後の中国政府のエスカレートやロシアの北方領土行動への波及
      ノーベル平和賞やレアアースの国際世論、そして衝突画像の流出で決定的に日本の世論が中国不信になった事で、マスコミも戦略的な一時的中国批判を少しやってましたね
      国民の意識と報道があまりに乖離してしまうと以後の国民意識の誘導が難しくなるので
      マスコミは今までの報道スタンスが世論と一定の乖離率を超えた場合は、いったん世論に迎合し流れに合流します
      しかる後にその流れを少しずつずらして再誘導を計ります
      これは中国関係に限らずマスコミの基本的な世論誘導の手法の典型ですね
    • 15. 在日中国人乙
    • 2010年11月21日 19:26
    • ぱぱさんへ

      同感するところが多々あるが、

      >「ここで日本に強行に出て見せないと人民の批判が政府に行くので仕方なく・・」
      >「その人民の反日も本当に日本が嫌いなのではなく経済問題などの国内問題」

      「人民」の「デモ」は、政府ほど計画性をもって行動するものではなく、ただ「感情」に従って行動していた部分が多かったと思う。
      政府外交の援護したより、政府外交の努力を水の泡にした場合が多いと思う。


      >中国政府の強行対応は中国政府の日本敵視では無い、国内事情のため仕方なくしている国内向けパフォーマンス

      日本政府は、自国の中長期利益を考慮して政策をとっていればよいと思う。


      >しかる後にその流れを少しずつずらして再誘導を計ります
      >これは中国関係に限らずマスコミの基本的な世論誘導の手法の典型ですね

      日本のマスコミは、そこまで行動が統一され、計算深く「世論誘導」したものではなく、ただ視聴率を最優先にして行動をとっていただけじゃないかと思う。


      いくら中立の立場に立とうと努力していても、それぞれに国籍&バックグランドがあることは事実であり、しかたがないことなので、こういった両国民間の議論は、対立から理解へと転じるために避けられないことだと思う。いくら議論しても、誰か正しいか分からないかもしれませんが、お互いに視野が広がり、勉強になることなので、いいことじゃないかと思う。
    • 16. あ
    • 2010年12月08日 14:45
    • 中国国内の様子を日本人が知ることができないのは当然。なぜなら、中国には情報規制があるから。中国共産党にとって都合の悪い情報は出回らない。日本の悪行(全くもって言いがかり)が中国国民の共通のネタであることは中国という国を維持するうえで重要なので、そのような情報操作が為される。
      終わったはずの戦争についてぐじぐじといつまでも根に持つのは中国と韓国ぐらい。他の国は心の底では思っているかもしれないが、礼儀をわきまえている。尤も、それらの発言も中国共産党による情報規制をくぐりぬけてきた=中国国民の意思ではないのかもしれないが。
    • 17. 在日中国人乙
    • 2010年12月10日 15:59
    • あ さんへ

      URLか何かがブロック(日本側に)されたので、一部コッピペーした。タイトルで検索すれば出てくる。

      谁该向我们道歉?(sina.com 2009-03-17 22:54:48)

      ・・・有的人说了矢野浩二还是不错的,他参观了南京大屠杀纪念馆,还向我们道歉了。

      到底谁该向我们道歉呢,矢野浩二一个那么年轻的人,生于战后,作为个人可以了解中日的战争事实,了解日本军国主义的本质以及给中国人民带来的伤害,但是作为个人,他有责任有资格为那么一个大的历史事件来道歉吗,他的道歉太苍白,没有意义,我们难道让每一个日本人都向我们道歉,我们就开心了吗,这是我们不客观的表现,作为没有经历那场战争的日本人,知道那段历史的真相,自己担负起中日永久和平的历史使命就可以了,没必要非得到了道歉的地步,应该对中国人民道歉的是日本政府和那些侵华日军老兵,在一部外国人拍摄的描写南京大屠杀的记录电影里,那些健在的日本老兵被采访时,还兴致勃勃地讲起在南京强奸妇女的具体方法,我觉得很可耻,这些人必须向中国道歉。

      还有,我们不要自己背上或是让日本背上很重的历史包袱,我们似乎有一个习惯,好像日本人不对中国道歉,我们就不舒服,好像让人家永远因为这些在我们面前抬不起头来,才是我们期待的,我看这不是一个泱泱大国的行为,在人家不道歉不承认历史的条件下,我们要宣传历史真相,但是不能让日本有好像应该欠我们一辈子的感觉,试着想一下,如果您自己因为自己的错误要背负一辈子的歉疚,同时您的子子孙孙也要如此的话,我想事情到了极点就会反弹了,您也许就开始不承认自己的错误了・・・

      所以还是胸襟豁达一些,抓住发展中国的机会,做好自己的事,使自己成为君子,这样要比任何事要有意义。
    • 18. 在日中国人乙
    • 2010年12月10日 16:08
    • ↑これは中国でもっとも有名なニュースサイト=新浪で掲載されている「中国共産党による情報規制をくぐりぬけてきた」文章だよ。

      もしかして、中国語が分からないかもしれないが、こんな意見も主流になりつつあるってことだろう。

      こんな一般日本人が分からない情報がたくさんあるってことは、情報収集能力の個人差の一言で片付いてもそうではない気がするが。

      一般日本人が想像している中国と本当の中国とは違うってことを意識に入れておかないとね。

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