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【タイ・ニュース】「コンサート会場で学生の抗争、銃撃で1人死亡」「遺体安置所は取り潰し、容疑者は出家―胎児遺棄事件」

2010年11月22日

『遺体安置所は取り潰し、容疑者は出家 』

11月22日のニュースはまず、バンコク隣県のパトゥムターニー県で開かれていた有名歌手ローソーさんのコンサート会場内で職業訓練生同士の抗争が発生したニュースから。

事件が発生したのが20日未明の事。ローソーさんと言うと、タイでは若者に人気のあるロック歌手ですが、ローソーさん他の歌手が出演して、ロイクラトンを祝うコンサートが同日開かれていました。

報道によると会場内で鉢合わせした敵対する職業訓練校の学生同士が爆竹を投げ合う等の喧嘩を行い、コンサート終了後に再度会場の外で喧嘩が発生。その時には銃撃戦が行われドゥシット・テクノ学校の17才の学生一人が死亡しました。

同日ラノーン県でも同じ様にロイクラトンのイベント中に学生同士の喧嘩が発生し、こちらも銃によって少年4人が重傷を負う事件が発生。分別のつかない少年が喧嘩に銃を持ち込むようになってしまったタイ。本当に怖いですね。

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

そしてもう一つの話題は、ここ数日お伝えしている胎児遺棄事件の続報を。

20101122_Bangkok

21日もパイングィン寺で2002体の胎児の遺体が発見された事件の続報をお伝えしましたが、コメント頂いた方からも後味が悪いと言う感想を多く頂きましたので、この事件については最後までお伝えしたいと思います。

結局タイ人3名が違法中絶クリニックから胎児の遺棄を請負い逮捕されたこの事件。現在依頼元のクリニックについて捜査が継続されていますが、同寺では忌まわしい事件のあった遺体安置所で供養のための儀式を行い、この遺体安置所自体を取り壊す事となりました。

そして逮捕された容疑者3名の内2名については、出家する事を条件に保釈。今後の人生を遺棄された胎児の供養に捧げることに。もちろんこれで事件が解決する訳ではありませんが、同寺には事件以後、連日多くの人が訪れ、事件現場にミルクやおもちゃ等をお供えしているとの事です。

二度と同じ事が繰り返されない様に、そして心からご冥福を。


(執筆者・ウチャラポーン)

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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