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【タイ・ニュース】「国民の100人に1人はHIV感染?!若年齢層で急激に拡大」「バンコク・アヌサワリーで切り裂き魔=犯人は逃走」

2010年11月25日

『HIV感染率は1.4%以上/平均初体験年齢は16歳』

11月25日のニュースはまず、通り魔の話題から。外国人も多く訪れる交通の要衝アヌサワリーのロータリー内で、23日深夜、バスを待っていた男性が突然切りつけられる事件が発生しました。

目撃者の証言によると、挙動不審な男性が突然バス停に現れ騒ぎ出し、近くにいた男性を数回に渡って切りつけたとか。この男性はすぐにバイクタクシーを呼び、ロータリー向かいにあった病院に駆け込んだようですが、犯人は逃走。現在も捕まっていないようです。

最近薬物中毒者による犯罪が急増しているタイですが、私もよく足を運ぶアヌサワリー、気をつけたいですね。

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そしてもう一つのニュースは、バンコク都(以下BMA)が展開しているエイズ撲滅キャンペーンの話題を。BMAでは未成年の若者に対して性意識に関するアンケートを実施。それによるとコンドームの使用率は30%以下に留まり、平均初体験の年齢は16才である事がわかりました。

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

昨年1年間の間に都内で判明した新規HIV感染者数は2400名。この内の約半数を15~24才の若者が占めています。また現在都内のHIV感染者は判明しているだけで4万人を越え、今年は9月までで約1200人の新規感染が判明しています。

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タイ保健省、及び国連合同エイズ計画(UNAIDS)によるとタイで初めてエイズ患者が発見された1984年以降の累計感染者数は100万人を超えており、約64万人が既に死亡しています。

なお未成年の間での新規感染の広がりは激しくUNAIDSによると判明していない感染者を入れるとタイ全土で60万人以上の感染者がいるのではと言われています。おおよそ国民100人につき一人の計算。未成年を含む若年層で急激な拡大を見せている新規HIV感染。早急な対応が叫ばれています。


(執筆者・ウチャラポーン)

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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