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【タイ・ニュース】「憲法改正議会、与党政府案のみ可決へ」「バンコク・アソーク通りのホテルで火災」

2010年11月26日

『アソークのホテルで火災/憲法改政合同議会~政府案のみ可決 』

11月26日のニュースはまず、25~26日両日に開かれている憲法改正上下院合同議会の話題から。タクシン派赤服同盟及び反タクシン派PADの両方が反対デモを起こしていた憲法改正議会ですが、結論からすると選挙法を含む全ての憲法改正案について野党案が否決され与党案が政府の希望通り可決されました。

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まず、赤服同盟のウェーン氏が中心となって提出していた憲法改正案は222対235、棄権123で否決。続いてプームジャイ・タイ党を中心とした議員連合による憲法改正案も148対177、棄権212で否決。

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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一方政府が提出した憲法93・98条(選挙法)の改正案は330対156、棄権34で可決。また同じく政府が提出した条約の締結に国会の承認が必要と定めた憲法190条を、国会の承認を必要としないようにする改正案は、354対19、棄権17で可決しました。

ちなみにこの決議には野党プゥア・タイ党の議員は議場から退場し、参加しませんでした。こうしてより現与党が選挙に勝ち易く、そして国会の権限内閣(内閣に指示を出す大物)に集中させるための作業は無事完了した模様です。

もう一つのニュースは、日系企業のオフィスも多くあるアソーク通りにありますホテル「ザ・ファンクションスイーツ」で、火災が発生した話題。火災が発生したのは25日午後11時半頃で、同ホテルの3階部分から出火。階上に延焼し、最上階の8階まで煙に巻き込まれる事態となりましたが、消防隊によって約1時間で鎮火。幸運な事に負傷者は出ませんでした。

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タイで4階建て以上の建物が火災に見舞われた場合、かなりの確率で被害が甚大化する事は周知の事実ですが、このホテルが大通りに面しており、階上に延焼する前に5台の消防車が消火作業に入れた事が功を奏した様ですね。


(執筆者・ウチャラポーン)

 *当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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