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パリンヤー役をやったアッサニー・スアンはこれがデビュー作。初作品とは思えないほど、オカマさんという難しい役を自然な演技で見せてくれる。彼もチェン マイ出身のキック・ボクサーでバンコクのラチャダムヌン・スタジアムでも試合を行ったことがあり、100戦以上の戦歴を持つタイ北部では有名なボクサーで あったが引退してこの作品のオーディションに臨み見事に主役を射止めた。そして、その後俳優に転身した。
彼は、この作品でスパンナホン賞の最優秀男優賞を受賞している。とても優しい感じの母親役は、元ミス・タイランドのオラノン・パンヤウォン。 1998年11月にパリンヤーと日本武道館(作品中では東京ドームとなっている)でシュートボクシングの異種格闘技戦を実際に行った女子プロレスラーであ る井上京子が、本人役として出演している。監督のエーカチャイ・ウアクローンタムは、これが長編デビュー作。