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【タイ映画評】タイの犬は演技派?!子供向けと思いきや案外アダルト『捨て犬マッカムの大冒険』

2010年12月08日

『捨て犬マッカムの大冒険 / Mid Road Gang』


20101207_Mid Road Gang
2007年公開 日本未公開


タイではとても珍しい、動物が主人公の作品。飼い主の奥さんである猫好きの夫人に捨てられてしまった犬マカーム(日本語字幕ではマッカム)が主人公となって繰り広げる、犬たちの物語。舞台は中産階級が住む新興住宅街で、ローイクラトン(ロイカトーン)の祭りなども舞台設定として出てくる。

足をけがしてびっこをひいたり二本足で立って物陰に隠れるなど犬たちの演技はなかなかなのだが、残念なことにストーリーがちょっと弱い。泣かせる部分もあるのだが、もう少し盛り上げて欲しかった。

お子様向きの内容かというと、そういうわけではないような気がする。雄犬が雌犬のお尻を追いかけるシーン等が結構あり、セリフも柔らかくはしてあるものの内容は大人の世界のものも多い。

*当記事は
タイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

犬たち同士の争いの場面で一方が大きな壺の中に隠れるシーンがあるが、その中から突然犬たちが飛び出してくる。何が起きたのかと思いきや、壺の中からおばさんが現れる。日本人には何が何だかわからないが、このおばさんはピー・ ポープというお化け役で有名な女優のナタニー・シッティサマーン(Nattanee Sitthisaman/ณัฐนี สิทธิสมาน)だ。つまり、壺の中にピー・ポープ(お化け)がいたから逃げだしたのだ。

アメリカから来たという設定の犬が英語とタイ語を話していたが、アテレコは本当に西洋人がやっているのがおもしろい。原題の意味は不明。





(執筆者・asianet)

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

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