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【タイ映画評】霊の足をのこぎりで?!予測不能な衝撃のラスト!『609(ロクマルキュウ)』

2010年12月13日

609 (ロクマルキュウ) / Buppha Ratre


20101213_609
2003年公開 日本未公開

ボーイフレンドに裏切られ妊娠中絶をした女子大生は…というホラー。ストーリーのコンセプトは、「ナーンナーク」<1999年>にそっくりだ。女子大生の住んでいるアパートの部屋番号が609号室。邦題の「609 (ロクマルキュウ)」とはここからきている。タイでは「9」という数字がラッキー・ナンバーだ。

また、原題と英題の「ブッパ・ラートリー」とは女子大生の名前。また、「ブッパ・ラートリー」とは花の名前で、直訳すると「夜の花」となる。 前半、中盤、後半のテイストがそれぞれ違っている。中盤はちょっと中だるみしているが、全体的には結構いける出来だ。

どうやってストーリーをまとめるのかと思ったら、最後は少々アッと驚かされる細工が用意されていてなるほどという感じ。でも、霊の足をのこぎりで切るのは無理がある気がするけど。

*当記事は
タイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

他作品のパロディー要素も入っており、もう古い作品なのでどれだけの人が気がついたかわからないが「エクソシスト」<1973年/ アメリカ>の主演のリンダ・ブレアーが神父に悪態をつくシーンが使われている。また、部屋番号の関係で、タイ映画のヒット作 「6ixtynin9(シックスティナイン)」<1999年>の名前も登場してくる。

主演のブッパ役であるチューマーン・ブンヤサックは、少し影がある感じの美人でいい。この作品はシリーズ化され、2009年現在、全部で4作品が 作られている。「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>のユッタルート・シパパーク監督作品。

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出演:ライラ・ブンサヤック
タキコーポレーション(2004-10-08)
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(執筆者・asianet)

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

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