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男に与えられた13の試練=奇妙奇天烈な死のゲーム『レベル・サーティーン』―タイ映画評

2010年12月22日

『レベル・サーティーン / 13 Beloved』

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2006年公開 2007年日本公開

奇妙奇天烈な死のゲーム

死のゲームを題材にした、奇妙奇天烈&奇想天外なサスペンス。借金にあえぎ会社を首になった主人公プチットの携帯電話が鳴り、電話の主は「指示通りに従い13のゲームをクリアしたら大金を振り込むが、ゲームをするか?」と語る。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

そして、プチットは迷った末…というストーリー。ストーリーのコンセプトは非常におもしろい。そして13のゲームの内容もハードで、観客を引き付ける力がある。最後にはちょっとしたサプライズもあるのだが、残念なことにそのひとつひとつのゲームの描き方が力不足だ。

どうしても、見ていて今一つに思えてしまう。これ、どこの国でもいいからリメイク権を買って作品を作るとおもしろいのではないだろうか?内容的にはいろいろな意味で怖いものがあり、見るにはちょっと勇気が必要かもしれない。この作品、高評価を与える人も多いようだ。

主演のさえないサラリーマン役のクリサダ・スコソル・クラップやプチットを思いやる同僚の女性役のアチタ・シックカマナーがいい味を出している。アチタ・シックカマナーは、美人でないところが(失礼)とてもこの作品に合っている。あっ思い出した、この女優さん、「バスレーン (Buslane)」<2007年/日本DVD未発売>でバス・ジャックされたバスの乗客で作品の最初から最後までトイレに行けないで漏れそうになっているのを我慢した役をやった人だ。

この作品は、日本でもDVD化されている「ピサジ 悪霊の棲む家(Pisaj)」<2004年>に次ぐマシュー・チューキアット・サックウィーラクン監督の第二作目の作品。英題は「愛しき13」、原題は「13の恐ろしいゲーム」。




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(執筆者・asianet)

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。





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