中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年12月19日
さてさて、体当たりも含め、中国漁船の「蛮勇」ぶりはなかなかのもの。
警備艇が違法操業中の中国漁船(63トン)を取り締まろうとしたところ、漁船が警備艇に体当たりし、はずみで転覆、漁船乗組員1人が死亡し1人が行方不明になった。一方、鉄パイプなどによる乗組員の抵抗を受け、海洋警察官4人も骨折するなど負傷した。「こいつら本当に漁民なのか?」「海賊の間違いじゃね?」と思ってしまうかもしれませんが、これ、実は黄海で中国漁船と韓国警備艇が年がら年中繰り広げている戦いなのです。
海洋警察は、韓国の排他的経済水域(EEZ)内の現場で中国漁船約50隻が違法操業しているのを発見。警備艇が急行し、検索のため1隻に乗り移ろうとしたところ、中国漁船の乗組員が、鉄パイプを振り回すなど猛烈に抵抗した。警備艇に体当たりした漁船は転覆、乗組員10人全員が海に投げ出されたという。
中国漁船:韓国警備艇に体当たり 50隻が違法操業
韓国は2001年に中国と漁業協定の締結および排他的経済水域(EEZ)の設定に同意した後、違法操業漁船の取締りを行ってきた。その結果、2004年~2007年の4年間で、拿捕した中国漁船2037隻、逮捕した中国人2万896人、韓国側の受領した保釈金は213億5500万ウォン(約 18億2400万円)に上っている。2008年の死亡事故がニュース的には盛り上がりのピークでしたが、メディアの注目を集めずとも中国漁民と韓国海洋警察の戦いは粛々と続いておりました。
韓国木浦海洋警察によると、違法操業により拿捕された場合の罰金は、3000万ウォン又は5000万ウォン(約262万円又は約427万円)で、中国漁民にとっては非常に巨額であり、これまでにも逮捕を免れるための投石や、鉄パイプや斧による抵抗など、海上での衝突がたびたび発生してきたという。
こうした状況の中、9月23日に海上警察員4人が中国漁船に監禁されて負傷し、「人質交換」によって救出される事件が発生。続く25日には海上警察員が中国漁船に乗り込もうとして海に転落、死亡する事件が発生した。
中国漁船の違法操業が4年で2千件超、取締強化で衝突の可能性も―韓国(レコードチャイナ、2008年10月15日)
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