中国のニセガンダムネタがすごいことになってきています。
*中国ネット掲示板で公開されている写真。私の知る限り最も早い日本語記事はブログ「
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の「ニセガンダム四川に立つ?」(2010年12月8日)。
「Kinbricks Now」では、
・国色天郷楽園オフィシャルサイトの告知を紹介した「
翔べ!ニセガンダム=中国のテーマパークがまたまたやっちゃった件―中国・四川省」
・Nightjojoさんが突撃レポートを書いてくれた本サイトの人気記事「
【写真】特派員が暴いたニセガンダムの真実!ナイロンボディのねぶたガンダムいきまーす!」(12月13日)【
写真多数オススメ】
・一部中国メディアも報じた話を書いた「
【写真】<続報>「中国のパクリに新たな力作」ついに中国メディアがニセガンダムを報道」(2010年12月15日)
としつこく記事を書いて参りました。大手ニュースサイトや2ちゃんまとめサイトでも各所で取り上げられ、話題が過熱。
ついに大手マスコミまで参入しました。
そればかりか、私も予想できなかったペースで世界的な話題となっています。
なぜか金色だが、姿形は酷似。著作権侵害の疑いがあり、ガンダムの版権を管理する日本の会社は18日までに調査を始めたが、遊園地は「模倣ではなくオリジナル」と強弁している。
(…)
夜間は内側からライトアップして像を光らせるようになっており、園によるとクリスマスに向けて半年前から建設を進めていた。(成都共同)
中国の遊園地に模倣ガンダム? 「独創」と主張(共同通信、12月18日)
成都電なので独自取材っ!駐在員がいたのか、上海とかから飛んでいったのか?ともかく
すごい気合いです。
遊園地の広報担当者は「完全にデザイナーのオリジナルです。われわれは、何かに似ているとは思ってなかった。似ているという話があったので、現在改造を行っている」と話した。遊園地のウェブサイトには、中国語で「ガンダム」を指す2文字が明記されていて、このロボットは「オリジナル」だという説明との食い違いも見られる。
そんな中、突然、作業員が、ロボットの顔を青いビニールシートで覆ってしまった。遊園地の作業員は「(何で隠すんですか?)最終調整が必要なんです」と話した。
【動画あり】中国の遊園地に「ガンダム」そっくりな巨大ロボット 遊園地側、顔部分をシートで覆う(フジテレビ、2010年12月20日)
「ガンダムのまねじゃないか」と、インターネット上で波紋が広がる中、この黄色い巨大ロボットは、無事にクリスマスを迎えることができるのか。
【動画あり】中国の遊園地に「ガンダム」そっくりな巨大ロボット 遊園地側は「オリジナル」と主張(フジテレビ、2010年12月20日)
フジテレビもやる気まんまん。こちらも現地取材。カメラを回している最中にビニールシートをかぶせたということで、
顔を隠したのはフジテレビ対策じゃないかという気もしますが。それにしても「最終調整」、気になります。
他にも
毎日新聞は本日の一面下にカラー写真を掲載するなど、ネットで流していないところも頑張っているもよう。
フジテレビ以外のテレビ局もいまごろクルーが成都市に突撃している可能性はありますね。
いやいや、盛り上がりは日本メディアだけではありません。いち早く萌えキャラ「日本鬼子」たんを取り上げた
台湾の自由時報(
日本鬼子報道に関してはこちらを参照)も、
香港ラジオテレビも取り上げている……。日中の枠を越え、世界に羽ばたいたニセガンダム……。感無量だ……などと思いながらググり続けていると、
すでに事態は予想を超えた展開になっていたのです。*画像はAFPの報道。
世界のAFPがキター!!!そして……
*画像はウォールストリートジャーナルの報道。
ウォールストリートジャーナルまでキター!!!フジテレビの報道が呼び水になったのでしょうか。ともあれ、ニセガンダムネタは「世界が認める中国パクリ伝説」にランクインしております。なにげに国際的イメージを気にする中国だけに、AFPとウォールストリートジャーナルがとりあげたとなると、国色天郷楽園も知らぬ存ぜぬでは逃げられないでしょうね。
とりあえず顔の改造で逃げるのでしょうが、
正直、最終調整を済ませた後のニセガンダムがどんなお顔になるのか見物です(顔を変えてもあの体だけでパクリ認定の気もしますが……)。
国色天郷楽園関係者の方、もしうちのサイトを見ておられましたら、
例えばこちらを参考にされてはいかがでしょうか?
全長15メートルの「
ニセ・ガンガル」だったら、多分、誰も怒らないですよ~~~。
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<過去記事>
「
【写真】特派員が暴いたニセガンダムの真実!ナイロンボディのねぶたガンダムいきまーす!」
【動画】富野由悠季監督の危険球発言と北京大サークル制作のガンプラムービーをご紹介【トミノ監督北京に立つ!】萌えキャラ「日本鬼子」ちゃんにライバル?!中華萌えキャラ「天朝娘」登場も盛り上がりはイマイチ「中国の村上春樹」はパクリ疑惑の帝王=イケメン中国人ラノベ作家・郭敬明をご紹介五輪開幕式の「足跡花火」にパクリ疑惑=写真と動画で検証しよう