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タイ版「未知との遭遇」=家族愛を軸に描いたSF作品『カワオ・アット・バーン・プレーン』―タイ映画評

2011年01月16日

『カワオ・アット・バーン・プレーン / Kawao At Bangpleng』


20101228_Kawao_At _Bangpleng

1994年制作 日本未公開

「未知との遭遇」風、宇宙人SFもの

スティーブン・スティルバーグ監督の大ヒット作品「未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)」<アメリカ/1977年>を思い起こさせるような、宇宙人&宇宙船SFもの。タイ映画はSFという分野の作品がとても少ないのだが、その中の宇宙人ものなのでかなり貴重な作品といえる。

物語はローイクラトン(タイのお祭りで、日本の燈籠流しのような行事)の夜に始まる。舞台は40年以上前のバーンプレーン村で、家族愛を描いた作品となっている。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

ハリウッドのように特撮を楽しませてくれるわけではないのだが、「へえ、これがタイ映画の宇宙人ものかあ」と思って見るとそれなりに見ることができる。ストーリーもどうしてそうなるの?というところが多々あるのだが、「宇宙大作戦(スター・トレック)」のミスター・スポックの親戚みたいな子供たちが出てきたりして興味深い。

2003年には、同作がチャンネル3でテレビドラマ化されている。その作品には、有名になる前の「チョコレート・ファイター(Chocolate)」<2008年>のチーチャー(ジージャー)がチョイ役で出演している。原題は「バーン・プレーン村のカッコウ」。村名の「バーン・プレーン」とは、「か細い歌」という意味か?

(執筆者・asianet) Twitterアカウントはこちら

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。
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