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海外で生きる日本人=和僑会を知る―中国農業コラム

2011年01月03日

オルドスの風と、「和僑」という生き方

先日参加した飲み会で、生き方についても考えさせられる面白い話ができました。一つのキーワードはオルドス、もう一つは和僑です。写真のメンバーで楽しい語りができました。

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オルドスの主役はバンベン(坂本)さん、ご自身のサイト・オルドスの風HPでも詳しく紹介されているとおり、オルドスと出会い、ビジネスをしていく中で植林もできないか、という思いで会社経営&植林活動などのオルドスのための活動をなされています。その関係で北京にやってきたところを、光栄にもお会いすることができました。

*当記事は2010年10月27日付ブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

自分は、昔、バンベンさんも働いていた場所でインターンとして働いていたので、ツイッターなどを通じて「もしかしたら知っている方では」と思っていたのですが、やはりそうでした。オルドスという一地域、人との出会いを大事にしながら、ブレずに継続的に活動されている姿には、尊敬の念を感じます。

そして、バンベンさんによる講演会を主催したのが北京和僑会、今年8月に発足したこの組織は、和僑会としては、既に日本国内、中国各地、モンゴル、シンガポール、タイ、そして香港にその拠点組織を設立しています。これだけ色々な形で海外にいる日本人が増える中、華僑ではないですが、そのように国を超えて共に発展しあえるための組織は無かったのが事実。

これまで、会社派遣の駐在員が在外日本人の多数派であった頃ならともかく、今は相当多様な生き方を共にして海外で生活・仕事をしている人がいる中、そういう人たちをつなげていきたいと考えるのがこの会の趣旨(という自分なりの解釈)です。更に詳しくは北京和僑会にアクセスしてみてください。そして、こちらは会長のブログ。とても包容力ある方で、楽しくお話しさせて頂きました。

多様な生き方が日本にも必要になる中で、日本を愛しつつ、海外でもたくましく、また住む土地に根付きながら生きていくあり方。そういうしなやかなアイデンティティと共に生きる生き方が認知されていけば、また日本国内にいる異なる文化を踏まえて来ている人たちとの共生にも非常にプラスになるのではないかと思います。(「だって、日本人でもそういう生き方している人がいるんだから」と、ある意味普通に思ってもらえるようになれば。)自らもそういう状況に近い境遇な中、なかなかに考えさせられる、非常に面白い飲み会でした。
 

*記事についての情報や間違いなど教えて頂けると大変助かります!コメント欄か、メール(kinbricksnow●gmail.com、●を@に変えてください)でお願いします。

*当記事は2010年10月27日付ブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

<参考リンク>
各地で増殖中「和僑」の覚悟(日経ビジネスオンライン)

<過去記事>
「農作業?だるいッス」やる気ゼロ農民急増中?!恐怖の怠け者農法―中国農業コラム


【中国人権闘士ツイ列伝】理不尽すぎる拘束、投獄、暴行の数々にあ然

家が買えない!都市民の悲哀と悪辣業者を描いた社会派ドラマ「蝸居」を見た―中国農業コラム


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