すばらしい北朝鮮とそれに対する中国人の感想

twitterをはじめたばかりですが、古畑康雄氏のつぶやきから、大変面白い動画を紹介していただきましたので、これについて少し。

中国の動画サイト「優酷」に投稿されていたもので、「自豪的故事-朝鮮学生的自述」（自ら誇る物語－北朝鮮学生の独白）というタイトルがつけられております。


（youtubeに掲載されていた、同じものです）

＊当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

ハングルは全くできず、下に中国語の字幕がついていたので、それで理解するしかありませんが、久々に大笑いさせてくれるなかなか面白い動画でした。

内容は一言でいうと、女子大学生の独白形式で、新しい家に引っ越して幸せに暮らしております。これも金正日将軍のおかげ、社会主義のおかげ、ありがとう偉大なる祖国よというものです。

これも面白かったのですが、この動画についていたコメントもなかなか風刺がきいていて大変面白いものでした。

この北朝鮮の女子と一緒で、偉大なる国家をもち、とても幸福だ（おそらく皮肉を込めて書き込んでいると思います）。

「新聞聯播」より１０倍もすばらしい。なおかつ美女も見ることができる（「新聞聯播」は中国中央電視台が７時から放送しているニュース番組の名前で、中国で最もよく見られているニュース番組です）。

おまえに何がわかる。おまえは何も理解できまい。高い不動産価格を味わってみろ。そうでもなければ、立体交差橋の下でカタツムリの家に住むしかない（中国で高騰する住宅ローンのことを取り扱い話題になった、ドラマ『蝸居（カタツムリの家）』から）。

彼女の家は、私のカタツムリの家より大きいことは認めざるを得ない。しかし、パソコンは私のより、何年も古いものだ、ハハハ。

これらを見ると、やはり中国では家（住宅ローン）のことが、最初に来るようです。なおかつ、北朝鮮と同じ社会主義の中国としては、この動画が、資本主義諸国を批判し、それに比べて何とすばらしい社会主義国家と言っているのですから、住宅問題で苦しんでいる中国の人にしてしてみれば嫌みの１つも書き込みたくなるのも当然かと思います。







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