中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年01月11日
この本についてのお話をいただいたとき、私はちょうどブログのまとめ同人誌を作ろうと印刷費用と収録する内容、量などについて悩んでいたところだったので、「タダで本を作ってもらえる」「プロの編集さんに添削してもらえる」という不届きな考え混じりで受けさせていただきました。
しかし、さすがはプロ。本のクオリティを上げるために次々と手を打っていただけました。とりあえず書籍に合わせた内容の改変などは私もある程度は想定していたのですが、編集さんから
「表紙に日本鬼子と小日本のイラストを使わせていただけることになりました!」
「帯の推薦文を岡田斗司夫さんに書いていただけることになりました!」
という話を教えていただいたときなどは、ちょっとした恐慌状態になってしまいました。
リアルで「なにそれこわい」とつぶやく日が来るとは思いませんでしたが、それで私の「冬コミに本を出す場合のペース計算はしてあるから、それに合わせれば何とかなるかなー」といった甘い考えは完全に吹き飛びました。
そこからはもう尻に火が付いたと言いますか、表紙サギにならないように
「せめて読み易くなるよう、ブログのようにグダグダと書くのではなく構成をイロイロと変更」「自分に質を重視できるような力量は無いので物量作戦で少しでもウケる可能性のあるネタを入れるしかない」「しかしネタを多く入れるにしても、ページ数の関係上限界があるので削って入れ替えて」などとあれこれ悪あがきをすることになりました。
そんなこんなでどうにかこの書籍が出来上がりました。
内容の方はライト寄りの方向で本1冊分の量にまとめていますので、言わば「よりぬき日中オタ活動ライト増強版(?)」といった感じでしょうか?
しかし、プロの編集さんにイロイロと直していただきましたし、ページの構成もこのブログのような書きっ放しでイイカゲンなものではなく、ちゃんと書籍の形式に合わせたものになっているのでかなり読み易くなっています。
それから、長くなってしまうのでブログの記事では書き難かった「日本のアニメや漫画が中国で流行ったのは何故か」といった話題についても書いてみました。
今回は予備知識なしの方も読者として想定しているので、このブログをずっと読んでくださっている方からすれば、既に読んだことのあるネタも混じっていますし、軽いものになってしまうかもしれません。ただ、ネタの傾向ごとに整理された形になっているので、ガイドブックというかネタ帳的な使い方などは如何でしょうか?
書籍の方で気になったネタをブログの方でというか、検索などで探していただけば、それに関連した読み難い記事と、その記事にいただいたナイスなコメントが見つかるかと思います。(なんせ管理人自身が過去に何を書いたか忘れてGoogleで検索しているようなごちゃごちゃしたブログなので。この辺は管理人がイイカゲンな人間なので、恐らく今後も改善されることはないかと……)
ちなみに、内容とは直接関係ないのですがこの書籍に関して個人的に気になることが一つあったりします。この書籍では表紙の折り返しの所に著者紹介があるのですが、その下の部分には例の「人の心に住まう鬼」が配置され「乳の話をしようじゃないか」とのたまわっている形になっているのですよね。
この構図はもしや私の本性がバレているのでしょうか?スバラシイ表紙になって嬉しいのは確かなのですが、何かちょっとアレな方面での心配が。
何はともあれ、表紙サギにならないようにできるだけ頑張ってはみましたので、どうかよろしくお願いします。
最後になりますが、スバラシイ表紙をくださったNo.015/日本鬼子プロジェクト様ときぃら~☆様、日本鬼子プロジェクトの皆様、私などにはもったいないような推薦文をくださった岡田斗司夫様、書籍のお話をくださった武田ランダムハウスジャパンノンフィクション編集部のI編集長、偏った内容でグダグダな文章を根気よく直してくださった編集のM様、原稿についての相談や愚痴を聞いてくれたU様、様々な中国のオタク事情を教えてくださる「次世代文化と娯楽教会」の皆様、そしてこんなブログを読んでくださる読者の皆様へ、心よりお礼申し上げます。