昨年末、自作の「タマゴ型移動式住宅」に住む、中国のホームレス会社員が話題となった。どうやら釣りくさいタマゴ型住宅と違って、本当に使える移動式住宅があると話題になっているのが「三輪キャンピングカー」。
これは確かにカッコイイ!
昨年、話題になったタマゴ型移動住宅について、ちょっとおさらいしておくと、
不動産価格高騰の中国に奇想天外な解決策?不思議な「タマゴ型住宅」―北京市(レコードチャイナ、2010年12月5日)
一般人にはとても買えないほどの高値となった北京の住宅価格。ならばと24歳会社員の戴海飛(ダイ・ハイフェイ)さんが考えたアイディアが注目を集めた。それは竹と一年草のツナソで編まれた幅1メートルほどの小さな住宅だ。実家の湖南省で作り上げた後、北京に輸送し、会社の敷地内に設置された。
建設費は6400元(約8万円)、輸送費は3000元(約3万7500円)と驚くほどリーズナブルな値段だ。
*騰訊の報道。会社の敷地に止めれば、出勤時間ゼロ。家賃ゼロ。水代も要らない……などと話題になったが、しばらくしてこの住宅は忽然と消失。たんに話題作りだったのではとも噂されている。
一方、三輪キャンピングカーは、見るからに製造可能な形状な上に、デザインもおしゃれで機能的。タマゴ型移動住宅よりもよっぽど現実的なように見える。
*三輪キャンピングカーは網易の報道。実はこちらの三輪キャンピングカーは、ドイツのデザイナー・コーネリアス氏がデザインしたコンセプトカー。
ブログ「DesignWorks」が日本語で紹介している。
中国で販売したら案外売れるのではないだろうか……と思ったが、どうやら中国によりマッチした強敵がいたようだ。
*新浪網の報道。キャンピング自転車?!
とりあげている中国メディアも写真を掲載しているばかりで、説明はゼロ。背景を見る限り、中国のようだが。ともかく気になる写真だ。
*記事についての情報や間違いなど教えて頂けると大変助かります!コメント欄か、メール(kinbricksnow●gmail.com、●を@に変えてください)でお願いします。
レゴ (2009-07-06)
売り上げランキング: 5303
<過去記事>
家が買えない!都市民の悲哀と悪辣業者を描いた社会派ドラマ「蝸居」を見た―中国農業コラム【中国コラム】エコのためには近代生活を捨てよ!住宅地への電力供給停止を中央政府がお叱り!の裏を読む史上最大の違法建築撤去作戦=2000人にたった一人で立ち向かった男―中国・武漢市疑心暗鬼!政府が相場の半値でマンションを購入―上海市マイホームの夢から覚めた米国=後を追い変わり始めた中国人―中国紙
まだコンセプトモデルだけなのが残念