中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年01月12日
日本の宮崎駿監督の肖像が盗用された=なんと「産婦人科専門家」に(2011年1月7日、鳳凰網)
先日、注意深いネット民たちは、多くの有名人が企業の広告に勝手に使われていることを発見。肖像権の問題が再び注目を集めている。中国本土有名人に対する肖像権盗用が弱まってきた後、今度は海外の有名人がターゲットとなった。その1人が日本アニメの名監督・宮崎駿氏。なんと産婦人科の専門家として広告に登場した。
宮崎監督は産婦人科の博士という役回り。で何を広告しているかというと、非常にひわいなモノでして。宮崎監督の横に書かれているキャッチコピーが2文字消されているのもそのせい。ひわいにならないよう硬めに訳すと、「**のゆるみがどうして夫が規範を外した行動をとる理由となるのか?」という意味に。つまり、「うちの病院で治療を受ければ、ゆるみがおさまり夫が浮気することはなくなる」という怪しすぎるグッズの広告です。
*浙江省義烏市で撮影した、田中麗奈を使った店頭ポスター。過去記事参照。
まあ、勝手に写真が使われるのは中国ではよくあることですが。広告している品が品だけに、宮崎監督ご愁傷様というしかありません。が、この手の事件で最強のインパクトを持つのはやはりこちら。
*写真は互動百科の項目「蘇州公益ポスター事件」より。
「政府肝いりの国際会議の広告看板に日本のAV女優の写真を使ってしまった事件」です。詳しくはブログ「櫻党EX」の記事「日本のAV嬢、中国政府の広告塔に!?」でどうぞ。広告を作る業者が適当にネットで画像をひろってくるから、こういうことが起きるのですが……。まあ、日本でも怪しいお店のウェブサイトとか、いろいろありますけどね。
さすが中共、民度の低さにおいてはトップレベル。