中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年01月13日
この作品、日本の東映が作ったもの(「5人ライダー対キングダーク」)から一部を借用して(Wikipediaによると「東映の許可を得ずに製作されたが、後に賠償金を払うことで解決した」とある)とタイで撮影したものを切り貼りしてくっつけて製作している。なので、内容は洗練されているはずがなく、かえってそれがおもしろいといえばおもしろい。ほんの少しだが、日本の仮面ライダー俳優が変身するシーンも見ることができる。また、1970年代のタイと日本の古い街並みを楽しむこともできたりする。
そして、この作品は子供用のものだと思うのだが、地獄のシーンでは女性の乳房をはっきりと見せていた。これっていいのだろうか?それに、いくら悪人とはいえハヌマンは手で人間を握りつぶして殺していた。これって残酷すぎないかな?
前半はあまりのいい加減さをおもしろく見ていたのだが、後半も全く同じような感じで飽きてしまった。仮面ライダーたちはキングダークの手下と永遠に決着がつかずに戦い続けているし、仮面ライダーは仮面がずれそうになり何度も手で押さえているし。まあ、何といっていいやら。おおらかな気持ちで、タイが仮面ライダーを描くとこうなるというのを知りたい方にはおすすめだ。見るときは、怒らないで見ましょう。
*予告編(?)。タイの街中を5人のライダーが爆走。絶対許可をとっていない。
*冒頭シーン。悪いやつの姿や爆発の中、殴り合いを続けるライダーの姿が。
*ハヌマーンが人間を握りつぶす中盤の山場(?)など。
の方もツッコミどころ満載だよ
「仏様を大事にしない奴は死ぬべきだ」
ってヒーロー側が言ってた気が…