1月19日のニュースはサケーオ県で発生した教師が11歳の少女に性的暴行を加えた事件の話題から。
報道によると実はこの事件、既に昨年の11月に地元の警察に被害届が出されているにも関わらず、この教師が異動になっただけで法的処置がとられなかったために、被害に遭った少女の両親がパウィーナー女史の元に相談に訪れ公になりました。

※パウィーナー女史。パウィーナー財団HPより。*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。
先の16歳の少女が起こした事故でもそうでしたが、この教師が地元有力者の家系の人間であった事が事件のもみ消しに影響を与えているようですが、パウィーナー女史は署轄の署長に対して法的処置が取られなかった事実関係を明らかにする様に要求しています。
タイのニュースを見ていると、度々登場するこのパウィーナー女史。タイでは警察に被害を訴えるにも、裁判を起こすにもある程度の「力」が必要になってしまうのですが、同女史は弱い者の見方として知られている人物です。
女史はパウィーナー・ホンサグン財団を通して、特に児童や女性の人権侵害と戦う事でより良いタイ社会の実現を目指しており、彼女自身は現在5年間の政治活動を禁止されたタイ愛国党幹部111名の中に入っているため、現在は政治活動を行っていません。選挙ポスターではピンクを基調としたポスターで有名です。ちょっとした水戸黄門みたいな感じですね。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。
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