BRTが早朝に限りレーン解放

1月20日のニュースはまず、鳴り物入りでスタートしたBRT(バンコク高速輸送バスシステム）が実験的に専用レーンを乗用車のために開放すると発表したニュースを。


※個性的なBRT車体。写真は2010/06/01、CNN GOの報道。


※バンコクナビの報道。

BRTは渋滞緩和のために導入されたものの、地域によっては逆に渋滞を助長しているとして苦情が殺到しており、また昨年末には、今年に入って予定されていた延伸地域の計画が白紙に戻るという状況にありました。

＊当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

首都警察によると、午前6時から午前8時の早朝ラッシュ時に限って専用レーンを３人乗り以上の乗用車に限りテスト開放するとしており、今後の効果が期待されます。

しかし通勤時の渋滞緩和のために導入されたBRT。これで一時的にBRTを利用していたマイカー通勤者がマイカー通勤に戻らないとも限りませんね。

もう一つのニュースは相次ぐバス車内での銃撃事件の話題。昨日19日、都内別々の場所で2件の銃撃事件が発生しました。

1件目は19日午前0時過ぎ、都内パヤタイ区のパポンヨーティン通り上を走行中の34番路線バスに乗車していた22歳の男性が路上脇から打ち込まれた銃弾数発を受け死亡。目撃者によると銃撃した男はこの男性を待ち伏せ狙い撃ちしたとか。

そしてもう１件は同じく19日午前2時頃、ディンデーンを走行中の路線バスに乗車中の35歳の男性が平行して走って来たバイクに乗った2人組に銃撃され死亡しました。

どちらも私の住まいから然程遠く無い場所ですが、専門学校生同士の銃撃事件が多発している上に今回の事件。タイが銃社会である事を思い知らされる事件ですね。

画像は今タイで注目を集めている仏師さんによる仏教画。よく見るとあの日本で人気のキャラクターが地獄の釜ゆでに....。日本だとふざけるな！となる所ですが、こういう所でもタイ人のユーモアを感じます。


※マティチョン紙の報道。

＊当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。






＜過去記事＞
【タイ・ニュース】「高速輸送バスシステムBRTX、逆に渋滞増加で路線増設凍結」「国王誕生日後、野党、赤服の動き活発化か？！」

ピンクの水戸黄門"パウィーナー女史"＝弱者の為に利権まみれのタイ社会と闘う―タイ・ニュース

【タイ・ニュース】「コンサート会場で学生の抗争、銃撃で1人死亡」「遺体安置所は取り潰し、容疑者は出家―胎児遺棄事件」

「祝宴で空に発砲、落下した銃弾で少女死亡」「タイでも領土問題のビデオ流出？！議員がカンボジア領内にて拘束」―タイ・ニュース

人命無視！腐敗した運輸省の交通管理＝高速バス横転事故に列車玉突き事故―タイ・ニュース