中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
毎年数少ないインド映画を上映している福岡国際映画祭の作品がついに東京上陸。この映画祭はなかなかシブい作品のチョイスでも知られていて、でも悲しいことに他都市での上映はなかなか実現されていなかった。今回はなんと渋谷で500円で観ることができる。
『私は~』の方は未見だが、アルツハイマーをテーマにした作品。アヌパム・ケールとウルミラという実力派の掛け合いが楽しみ。
『神に誓って』は先日私のブログでめでたく“鬱になるインド映画”の1本に選ばせて頂いた作品(正確にはパキスタン映画だけれど)。DVDではもう観たくないが、大きなスクリーンでは今一度観てみたい。
『マイネームイズ ハーン』もイスラム教視線で描かれていた作品だが、この作品ではよりリアルに描かれている。ラストのズシーンとした重苦しさを是非味 わって頂きたい。歌は美しく、パキスタンの農村部の風景、わずかな望みを持たせる終わり方など、なかなか良い作品ではある。
また、2月4日(金)(2月3日深夜)0:45~NHKBS2で『タハーン』が放送される。これも娯楽作品ではないが、少年とロバのかわいさとカシミールの政治的な残酷さとの対比が美しい風景と共に描かれている。