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2011年01月25日
一方、反タクシン派の黄服PADは、アピシット政権に対してカオプラヴィハーン遺跡に関するカンボジアとの覚え書きの破棄やタイ国内からの全カンボジア人の追放などを訴えて、赤服同盟が集会を開催する同日25日に、すぐ近くの首相府周辺で抗議デモを開催するとしています。
*写真はタイポストより。
また首相府前では既にPAD系の団体が座り込み抗議集会を開催しており、当日赤服と黄服が衝突するのではと一部報道では懸念されています。また、一方ではわざと衝突を起こさせ、これに乗じて非常事態令をバンコクに再び適応する魂胆だとの見方も。
カンボジア侵入のタイ議員帰国=苦しい立場のアピシット首相
カンボジアへの国境侵犯及び軍事エリアへの侵入スパイ罪で逮捕されていた7人の内、パニット議員を含む5人が22日、空路タイへ帰国しました。パニット議員以下数名はサミティベート病院に検査入院し、これに併せて5人はカンボジア批判を連発。いかにカンボジアで酷い扱いを受けたか、断固として領土侵犯はしていないと繰り返しています。
*写真はポストトゥデー紙。
その事で弱腰な政府への批判が高まる中、アピシット首相は会見を開き、政府は「綱渡り状態である」という言葉を用い、世論と外交の間で苦しむ政府への理解を求めました。
(アピシット首相の会見の様子はポストトゥデーで動画配信されています)
パニット議員は証拠ビデオでも完全にカンボジア領土内に侵入していた事を認めていましたが、帰国するなり発言を覆す所など、竹島周辺で拘束された某国の船長と....。
(パニット議員の言い訳会見はポストトゥデーで動画配信されています)