中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年01月26日
17日に公開された「人物編」には、譚盾(作曲家)、郎朗(ピアニスト)、袁隆平(科学者、「ハイブリッド米の父」)、楊利偉(中国初の宇宙飛行士)、姚明(プロバスケ選手)、鄧亜萍(女子卓球選手)など中国の著名人と一般の中国国民とが登場しております。
さて、今回公開された「角度編」は全長17分と結構なボリューム。中国の各地域、文化、民族などなどを宣伝する内容です。
さて、このビデオ、中国国内のネットユーザーには好評だそうです。
というのも、中国各地の光景と文化を伝えているため。「うちの市が出た!2カ所も!」「ほほほ、うちのところは3カ所だぜ!」的なバトルが繰り広げられているようで。軽くググったところ、「『角度編』は中国国家宣伝動画っつーか、成都宣伝動画だろ。うひひ」というニュースが幅を利かせています。パンダとか、奇術「変臉」とか、国際的に通じるネタがあったのが要因のようですが……。
このビデオの真のターゲットは米国人、そして国際社会。とはいえ、ネットでビデオを流して米国人が中国のことを理解してくれるのか。いや、それどころか、見てくれるのかすら疑問だったりもしますが、どうなんでしょう?
中国文化という名のソフトパワーを向上させるっ!と鼻息荒く公開された中国国家宣伝動画。果たして中国人ネットユーザーのおもちゃで終わってしまうのでしょうか。それとも……。