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日本のケータイゲーム、中国市場に本格進出=独自路線のモバゲーと騰訊と組んだグリー

2011年01月26日

最近、テレビCMの量が激増した業界といえば、ケータイゲーム。グリーとモバゲーのCMを見ない日はないといってもいいんじゃないでしょうか。さて、その国内ケータイゲームの二強が中国進出に向け、着々と動いています。


新买的华为3G手机(2) / 陈少举


2011年1月26日、グリーは、メッセンジャーソフト・QQで知られる騰訊(Tencent)との業務提携を発表しました。なんでもQQ携帯電話ゲームセンターと「グリー・プラットフォーム・フォー・スマートフォン」の互換性を持たせるように取り組むとのこと。ローカライズの協力サービスも提供し、サードパーティーがどちらかの国でゲームを提供すれば、もう一方の国でもゲームを公開できるようになるという仕組みのよう。2011年1月26日付捜狐を参照しました。

一方、モバゲータウンを運営するDeNAは、2009年8月に携帯電話ゲームサイト・天下網を買収するなど、グリーよりも早く動き始めていました。そして、ついに2月下旬にはDeNAとして中国市場に進出するとのこと。こちらもサードパーティーのゲームを公開するオープンプラットフォームサービスとなるもよう。2011年1月20日、互聯網周刊を参照しました。

どちらもサードパーティーのゲームを提供するプラットフォームとなるわけですが、現地企業を買収しつつじっくりと進出の機をうかがっていたDeNAと、中国トップ級のネット企業・騰迅と手を組んだグリーと戦略が分かれたのが面白いところ。

中国の産業規制、お役所とのお付き合いは複雑ですし、携帯電話ゲームなどという今まさに伸びつつある分野には、これからどかどかと新たな規制が課されることになるでしょう。その意味ではお役所にも強力なパイプを持つ騰訊と組んだグリーのほうが可能性があるのではと思ったり。

グリーとモバゲーは、中国市場にどこまで食い込めるのか、中国を踏み台にして世界的なサービスへと育っていけるのか。狭き門とは思いますが、かなり気になる話題です。

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