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【写真】広大な中国、帰省するのも楽じゃない!「春運」泣き笑い写真―政治学で読む中国

2011年01月27日

春運あれこれ

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以前、中国の「帰省恐怖症」で、中国でも旧正月(春節)に実家に帰りたくない者が結構いるというニュースを紹介しました。帰省したくないというだけのネタがニュースになるということは、裏返せば、春節の帰省が社会的常識となっていることを意味します。

今年の春運(旧正月前後の帰省ラッシュ)では、延べ28億人以上が移動すると予測されていますが、その多くを占める貧しい出稼ぎ労働者はなるべく安い運賃で移動しようとするため、どうしても交通手段が限られてしまいます。そのため、毎年切符が買えない人が多く出現。いろいろな騒動が起こります。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

今年もいろいろな事件が起きています。販売開始14時間前から窓口に並び、前から3番目という好位置を占めていた男性が、なんと自分の順番が回ってきたときには既に切符は売り切れ。怒った男性は寒空の中、突然、服を脱いで裸となり、副駅長に抗議をするという事件も起きています(参考リンク)。

環球時報に、帰省ラッシュ関連の写真が何枚か掲載されていたので、今日はそれを紹介したいと思います(「世界各国帰省ラッシュ=クレイジー大バトル」環球時報、2011年1月24日

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私が中国にいた時も何度かこういう方を見かけたことがあります。やはり、中国はいまだに発展途上国だと思わせる写真。しかし、同じことはとてもできないので、その意味では頭が下がります。


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年老いた両親と別れる息子。両親が窓に書いた「保重」(体を大事に)という文字を見て涙ぐんでいるシーンです。泣かせる写真です。


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寒空の中、切符を買うために列んでいる人々。本当に寒そうです。


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子どもも苦労します。しかし、何も知らずに眠っている姿が可愛いのは万国共通です。


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時代がわかるかもしれませんが、まさに「シンデレラ・エクスプレス」。しかし、日本だったら、後で苦情が来て、問題になりそうな写真です。

※写真は全て環球時報の報道。他、写真多数。


*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。


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