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【写真】バイク10万台の帰省ラッシュ=パトカーが先導、臨時休憩所開設―中国

2011年01月29日

2月3日の旧正月を目前に控え、「春運」(旧正月の帰省ラッシュ)もピークを迎えています。これまで何回か鉄道の混雑を取り上げてきましたが、今回はバイクでの帰郷を取り上げます。

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*画像は三峡晩報の報道
広東省肇慶市封開県。広西チワン族自治区に隣接した同県では、多くの出稼ぎ農民がバイクで帰郷するとのこと。ピーク時には1日1万台が通行。計10万台ものバイクが通過するそうで。交通に混乱をきたさないよう、パトカーが先導しています。

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*画像は広州日報の報道

2011年1月28日付広州日報は、バイクで帰郷する出稼ぎ農民の記事を掲載しています。分厚いコートを身にまとってライダーたち。多くのバイクは二人乗りで、さらにその後ろには山のようなお土産を積んでいます。バイク帰郷を選択する動機は値段。鉄道よりも相当安いそうですが、事故なども多いようで。

広東省の国道にはバイク帰郷者のための臨時休憩所が設置され、無料で飲み物や食事、さらにはバイクの整備サービスまで提供されているとのこと。ボランティアも参加し、サポートしているそうです。バイクといっても、ほとんどは長距離のツーリング向けでは100~150cc程度のもの。20時間、いやそれ以上の長い旅路になる人もいるわけで、ちょっと不安になりますね。

2010年は広東省ホンダ部品工場のストライキ、フォックスコン従業員の連続飛び降り自殺事件があり、工場労働者の給与引き上げの動きが全国的に広がりました。昨年末から今年初頭にかけても、最低賃金引き上げの動きが続いています。となれば、帰省ラッシュの光景も今後、変わっていくのでしょう。

数年後には出稼ぎ農民の乗用車帰省ラッシュがスタート。なんてことになっているかもしれません。

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