中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
タイとカンボジアは2008年の同遺跡世界遺産登録以降、周辺地域で数回の衝突を繰り返しており、これまでに数名の犠牲者も出ています。昨日お伝えした通り、PADは明日5日以降、首相府占拠を含む大規模なデモを予定しており、今回の衝突により、デモを過激化させるのではと危惧されています。
ちなみに周辺住民には既に避難勧告が出されており、今の所民間人に被害は無いとの事。※その後ロイター通信が、タイ側の住民1人が死亡、兵士数人が負傷、カンボジア側で兵士2人が死亡と報道。カンボジア政府は、タイ兵士が領土内に意図的に侵入した事で戦闘が起きたとして、国連安保理に提起する意向を明らかにしました。
※プージャッカーン紙の報道。
ゴキブリとネズミで飢えを凌いでいた姉妹を保護
そしてもう一つのニュースは観光地として日本人にも人気のカンチャナブリ県で、余りの貧困のためにゴキブリやネズミを食べて生活している高齢の姉妹がメディアに取り上げられたニュース。
※ネーオナー紙の報道。
報道によるとこの姉妹は75歳と80歳の姉妹で、普段は近隣住民からの施しを受けて生活しており、施しを受けられない時はゴキブリやネズミを取って食べていたとか。ちなみに住居は姉妹の苦境を見かねた西洋人が立てて上げたもので、姉妹はこれまで一切公的な支援を受けていなかった様です。担当の役所では即刻姉妹への支援を約束すると共に、家を出て行ってしまった姉妹の子供を捜しています。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。