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旧正月の花火で火災6000件=年々火力が強まる花火インフレ―中国

2011年02月06日

中国旧正月の名物といえば、やはり花火爆竹。瀋陽市では超高級総合ビルが火の柱となる事件が起きましたが、他にも大小さまざまな火災が起きています。2月2日から3日午前8時までに中国各地で起きた火災は5945件を数えています。6日付銭江晩報を参照しました。


Celebration of Light 2009 / MikeWu


2月2日の旧暦大みそか。北京市だけで花火と爆竹により223人が負傷、2人が死亡。各地では火災が相次ぎ、全国で延べ10万人以上の消防員が動員される騒ぎに。

さらに街中で花火と爆竹をどんぱちどんぱちやることでなんと大気汚染まで発生する始末。中国環境保護部によると、調査対象としている86都市中27都市で軽度の空気汚染が認められたとか。

6日付紅網に掲載されたコラムは、旧正月の花火爆竹問題の是非を論じています。1993年前後に都市部での花火・爆竹が禁止されたものの、「それじゃ旧正月気分がでない」との批判が根強く、2007年に解禁されたとのこと。でも、それでいいの?というツッコミが面白い。

数千年続いた伝統文化である花火爆竹が失われるのはイヤだっていうけど、昔の民はこんな強火力の花火なんか持ってなかったんだよ!1970年代のスーパーな打ち上げ花火でも高度は20~30メートルだったけど、今のは50メートル以上もごろごろしているじゃん!

昔のほうが音が凄まじかった?建物が震えるぐらいだった?バカこくでねぇ。そりゃ今の建築がしっかりしているからだよ!だから、今の花火は伝統じゃないんだよ!年々凶悪化していく花火インフレだよ!
以上、超訳でお届けしましたが、ごもっともな指摘。毎年死人が出て、大怪我する人が出て、2年に1回高層ビルが燃える(2009年のCCTV新社屋付帯ビル、今年の瀋陽高級ビル)ということであれば、やっぱりなんか考えないとまずいかと。
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