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「200年に一度の干ばつ」が中国穀倉地帯を直撃=国連機関も警告

2011年02月09日

中国北部の干ばつが深刻だ。ついこの間まで「山東省では50年に一度の大干ばつ」と報じられていたのが、気づけば「200年に一度の大干ばつ」に格上げされている。

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*画像はウォールストリートジャーナル中国語版の報道。他写真多数。

国連食糧農業機関(FAO)は8日、中国に関する特別報告を発表。小麦の産地である華北平原の干ばつが深刻だと渓谷。このまま干ばつが続き低気温が続けば、収穫に深刻な影響がでると警告している。干ばつは昨年から続く食料価格高騰に追い打ちをかけ、小麦粉価格は前年同月比16%の値上がりとなった。

国務院(日本の内閣に相当)が年初に出す通達は「1号文書」と呼ばれ、中国政府が最も重視している分野を示す象徴的な存在となっている。2011年の1号文書は2004年以来8年連続で三農(農業、農村、農民)問題が取り上げられたが、今年は水利問題に焦点を当てたのが特徴となった。今後10年間で水資源インフラに4兆元(約50兆円)を投資するという大々的な計画が発表されている。

とはいえ将来の計画では、今年の干ばつには間に合わない。各自治体は干ばつ警報を発令。被災地の支援を続けている。農村に専門家を派遣し追肥などの干ばつ対策を指導しているほか、人工降雨ロケットも使用しているが、現時点では目に見える効果は上がっていないようだ。


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