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これらは言う迄も無く、過激化している上記2団体のデモを警戒しての事ですが、治安維持法の主な内容としては軍内部の組織に軍の出動権限付与、外出禁止令発令権の付与、及び5人以上での集会を禁止するもので、平たく言うと、軍に治安維持の権限を与えるものとなります。
アピシット政権は昨年12月に非常事態令を解除したばかりですが、かねてからの予想通り、非常事態令とは行かずとも酷似した法令の発令となりました。
軍は黄服には手を出さないとは思いますが、赤服には容赦なく権限を発動するかも知れません。報道の中にはアピシット首相でもコントロールできなかったと報道している所がほとんどですが、私はシナリオ通りかと。少し考え過ぎでしょうか。
ビザ取得時に追加料金??
そしてもう一つのニュースは我々外国人に関係のあるビザの話題。昨年12月にめでたくスワンナプーム空港でのリエントリーパーミットの発給が再開された事はこのブログでもお伝えしましたが、報道によると空港でリエントリーパーミットを取得する場合に限り、正規手続料にプラス200バーツ(約536円)の「コンピューターへの打ち込み手数料」が必要になったとか。
New Bangkok International Airport (2007-03-654) / Argenberg
これは空港での申請時に限って、手書きでの申請用紙記入が認められず、係官が打ち込みを代行するからだそうですが、なんとも意味不明な料金徴収となっており、利用者からクレームが相次いでいるようです。
もちろんそう決められたからには従うしかないのですが、それなら始めから200バーツ(約536円)の値上げにすればいいかと。何も知らない人なら、「勝手に現場で小遣い稼ぎを!?」と思ってしまいますよね。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。