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これぞチャイニーズドリーム?!iPhoneそっくり携帯企業が大人気独自ブランドに成長するまで―中国

2011年02月10日

今、中国で最もホットな携帯電話!それはiPhoneでもなければ、Galaxyでもなく……

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中国国産アンドロイド機・魅族M9なのです!多分……。

この魅族M9、中国でもかなり話題となっていますが、その素性が結構面白いのでご紹介します。

MP3プレイヤーなどのメーカーだった魅族社。2009年に初の同社製携帯電話「魅族M8」を発表し、一躍スターダムにのし上がります。

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*画像はM8。

iPhoneそっくりの携帯電話は当時から中国市場にあふれていましたが、魅族M8はWindowsCE6.0を採用しながらもインターフェースの評価が高く、スペック的にもコストパフォーマンスに優れていると支持を集めます。百度データ研究センターにより、2009年10大機種に選ばれるほどの人気っぷり。それがアップル社の怒りを呼んだのか、他にもiPhoneそっくり携帯は山ほどあるなかで魅族M8はお叱りをうけ、2010年12月であえなく生産中止となります。

その後継機となったのが魅族M9。今年1月1日に正式販売が開始されましたが、販売日には行列ができ今も品薄で入手が困難なほど。アップルの真似をした「品薄戦略」でないの?行列していたのはサクラだよね?などと陰口をたたかれるなど、発売から1カ月が過ぎた今も注目を集めています。

いくつかのレビューを斜め読むと、M8ゆずりのコストパフォーマンスの高さ、独自にカスタマイズされたインターフェースが売りとのこと。そしてなによりM8時代からのファンが多いことではないでしょうか。販売価格は2500元(約3万円)程度。サムソンの同クラス携帯よりも1000元(約1万2500円)ほど安いんだそうで。

さてさて、魅族のなにが面白いのかというと、せこせことMP3プレイヤーを作っていたメーカーが一念発起して、超出来のいいiPhoneそっくり携帯を開発(3年かかったとか)。知的所有権侵害で生産中止を命じられつつも、今度は独自ブランドで売れる携帯を作ったというサクセスストーリー(いや、M9もiPhoneに似ているような気がしますが、この程度の類似でアウトだったら、タッチパネル携帯が全滅するような……)。

携帯メーカーに限らず、全ての中小企業が夢見るチャイニーズドリームの体現者、といったらほめすぎでしょうが、希望を与える存在であるとは言えるのではないでしょうか。そして、他国企業にとってはいやーな話かも。



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 コメント一覧 (4)

    • 1. gtzhen
    • 2011年02月10日 10:40
    • アプリの対応は「電子市場(マーケット)」でなくて「魅族Center」だそうですね? ちょっと残念!
      でも 何処まで対応しているのか、興味深深です。
      画面のHDMI出力なんてプレゼンにも使えますね。
      私のモトローラA1200 明 はもう5年使ったので買い換え検討中。
    • 2. Chinanews
    • 2011年02月10日 17:55
    • >gtzhen様
      コメントどうもです。

      アプリのマーケットって自由に追加できないでしょうか。そうだとしたらかなり残念ですね。
      いろいろ機能を盛り込んでいるのはすごい。まあ、ただ買うとなれば、実機をいじってみたいですね。
    • 3. goliath
    • 2011年02月12日 17:24
    • HDMIアウトプットは、ついていないみたいです。
      Marketは、Meizu独自のものと、officialなものが両方搭載されています。
    • 4. chinanews
    • 2011年02月13日 12:55
    • >goliathさん
      HDMIはなしですか。残念。いろいろ記事を見ていると、HDMIありという情報も結構見たのですが、誤報なんでしょうか?

      マーケットはオフィシャルに対応しているというのは、一安心ですね。

      今度、北京に行くのですが、電脳城で実機さわれるかなぁ……。

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