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自宅監禁中の「盲目の人権活動家」、ユーチューブで肉声披露=その後警察が暴行との報道も―中国

2011年02月11日

2011年2月、中国の著名な人権活動家・陳光誠氏が自宅軟禁されている現状を訴えるビデオを公開した。BBCをはじめとする国際的メディアが取り上げるなど注目を集めている。ビデオ公開後、陳氏は当局より暴行を受け、自宅から連れ去られたとも伝えられている。「10日に警察に連れて行かれて帰ってこない」ネタですが、ちょっと怪しい感じなので一部修正しました。

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*画像は陳光誠氏。今年2月、監禁中の自宅で撮影した動画。

陳氏は1971年生まれ。病気のため幼少時に失明したが、法律知識を学び農民の支援や障害者権利擁護の活動に従事。「裸足の弁護士」とも呼ばれている。精力的な活動を続けてきたが、2006年、警察に拘束され、その後「故意の財産破壊及び人を集め交通を乱した罪」により、懲役4年3か月を命じられた。陳氏は山東省臨沂市での強制的な中絶、不妊措置の実態を公表したが、このことが有罪判決を受ける要因になったとも指摘されている。

陳氏の活動は世界的な評価を受け、2006年には米誌タイムの「世界を形作る100人」に選出され、2007年にはアジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。中国を代表する人権活動家として知られている。2010年末、陳氏は刑期を終えたが、24時間監視が続く自宅監禁状態が続いていた。

今年2月、陳氏の自宅で撮影されたビデオが、在米人権組織・対華援助協会を通じて、動画共有サイトYoutubeで公開された。外から陳氏の自宅をのぞく監視員の姿が生々しく映し出されている。



中国人権ニュースサイト・維権網によると、8日、陳氏は警官に暴行され負傷したという。また10日には自宅から連れ去られ、行方不明となっていると伝えられた。人権問題に関心の高い中国ツイッターユーザーの間では、陳氏を「関注」(注目)するよう呼びかける声が広がっている。

「関注」は近年、中国のネットで広く使用されるようになった言葉。行政や司法による解決が期待できない中、せめて多くの人が注目することで、事件が闇から闇に葬り去られないようにしたいという意味が込められている。

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