2010〜2013年 中国SNS市場予測
中国のSNSには
人人网(人人網)や
51.com、
开心网(開心網)などがあり、
Mixiも中国に進出し
蜜秀(Mixiu)などを展開していますが、市場全体規模や今後の予測などはあまり日本語化された記事はありませんでした。今回は中国SNS市場予測に関するデータを見つけたので、そちらの紹介をしたいと思います。
今回は
enfodeskという中国の市場調査会社
易観国際が提供する調査データを参照しています。
まずはユーザー数の規模及び推移を見てみましょう。
※易観国際の報道。こちらは2006年~2009年の実績と2010年~2013年までの予測という構成になっています。
*当記事は2011年2月11日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。
同グラフによると2010年末時点のユーザー数は2.16億人と見込まれており、2009年比では22.7%の成長となっています。そして以降は年間平均成長率が25%程度で見込まれ、2013年時点では4.25億人の規模になることが予測されています。
2010年時点での2.16億人という数字は、マイクロブログのユーザ数が以前お伝えしたとおり1.25億人ですから倍とまではいきませんが、1.7倍くらいの規模感になります。
しかし、マイクロブログは急速な成長を遂げているのは事実で、2009年まで高い成長率を誇っていたのが2010年以降は25%となっているのは、少なからず影響を受けているものとも推測できます。
私個人としてはマイクロブログ台頭の影響でSNSはユーザー数を減らしていくのではないか、とまで思っていましたが(^^
さて、次は市場規模の予測です。
※易観国際の報道。
こちらも2006年~2009年は実績で2010年~2013年までは予測になっています。
2010年時点の市場規模は13.28億元(≒ 166.75億円)と見込まれており、以降は60%前後の成長率が続き2013年の市場規模は52.98億元(≒ 665.17億円)に達することが予測されています。
ユーザー数の成長率が25%前後だったにも関わらず、市場規模が60%前後を見込める原因として、広告収入の増加とSNS内アプリやゲームでの課金ビジネス収入の成長があげられていました。
ちなみにSNS内アプリやゲームの収入は2011年には前年成長率200%の10億元(≒ 125.56億円)に達するとの予測もありますが、今回のデータともほぼ符号しますね。
さて、今回はマイクロブログではなくSNSの話題を取り上げましたが、今後も対比する意味でも良いデータが入りしだい継続的にお伝えしていきたいと思います。
*当記事は2011年2月11日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。
