中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年02月12日
ちなみにこの画家の苗さんですが、「井岡山の戦い」とか軍事・共産党テーマの作品を結構書いている人のようで(参考リンク:百度百科「苗再新」)。絵でも文学でも、この手のテーマのものを書いて食べていくという道が中国にはあるみたいですね。コネも必要かもしれませんが。
というわけで、中国の画家さんが尖閣の絵を描いたよというどうでもいいネタを枕にしてみました。日中間に何のアクションもない時にも、こんな感じの尖閣ニュースがぽつぽつ出てますよ、ぐらいの意味でとってもらえれば。もちろん今日、尖閣ネタをとりあげた理由は尖閣沖中国漁船衝突事故の中国人船長に対する賠償請求。
中国人船長に1400万円賠償請求 尖閣沖衝突で海保(朝日新聞、2011年2月10日)残念ながらこの記事を書いている時点では中国メディアにあまり面白い記事はなく、外電の翻訳ばかり。そのうち反撃の記事が出てくるんでしょうけどね。ま、もっとも気になるというか、興味があるのは海保はなぜこのタイミングで賠償の文書を送ったのかということ。
沖縄・尖閣諸島沖で昨年9月に中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、第11管区海上保安本部(那覇市)は10日、中国漁船の中国人船長に対し、巡視船の修理代など1429万円の損害賠償を請求する文書を送った。
11管によると、10日に請求額などを記した納入告知書を発送した。請求の内訳は、衝突で損傷した石垣海上保安部所属の巡視船「よなくに」の修理代531万円や、「みずき」分の708万円などという。