中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年02月16日
本の中でハカマダ氏が政治の世界にいた頃のエピソードが紹介されています。あるポストに就任して最初の頃、首相や副首相などから与えられる課題の量があまりにも多くて抱えきれないぐらいだったそうです。そのとき、困っている彼女に経験豊富な官僚の先輩がとても有益なアドバイスをしてくれたそうです。
課題を与えられたら、その(課題の内容が書かれている)紙を机の一番下の引出しに入れておきなさい。
もう一回その仕事を頼まれて初めてとりかかればいい。
「あの件どうなった?」という電話が3回かかってきたら大至急結果を出す。
上記のアドバイスに従ってみたら、仕事が8割も減ってラクになったとハカマダ氏は振り返っています。ハカマダ氏はあくまでも国家機関での仕事について書いているけれども、どうも官僚だけじゃなくて、多くのマネージャーたちも同じことを考えているようです。
つまり、
「本当に大事な仕事だったら、催促されるはずだ」。
ということは、今日の結論は下記の通りです。
ロシア人の従業員に確実にしてもらいたい仕事があれば、コマメに催促すべし。
*当記事は2010年12月25日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。