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パクリ玩具を集めた『いんちきおもちゃ大図鑑』=聖地に住む中国人の反応―中国オタ事情

2011年02月22日

「いんちきおもちゃ大図鑑」に中国オタクもアレな気分に

20110222_patimono
※中国は義烏の国際商貿城にて。

このブログのまとめ本「オタ中国人の憂鬱」の発売日が迫ってきて落ち着かないことこの上ない今日この頃です。(当記事は2011年1月23日付のブログを転載したものです。「オタ中国人の憂鬱」は現在絶賛発売中。)

オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力
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どこの本屋さんにいけば自分の本が置いてあるのかとか考えだしたらキリが無く、イロイロと不安になってしまいますね。とりあえず、現実逃避も兼ねて軽めの更新を……

以前の記事でちょろっと紹介させていただいた、パチモンおもちゃをはじめとする怪しげな玩具の数々にナイスなツッコミを入れつつ纏めた本、「いんちきおもちゃ大図鑑」ですが、中国語版の「亚洲山寨版玩具大图鑑」が台湾で出版されているということを教えていただきました。ありがたやありがたや。
いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具
この情報と一緒に「中国オタクの間で何か反応はありますか?」という質問をいただいきましたので、ちょっと調べてみました。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で

*当記事は1月23日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。


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ページを開いたらいきなりドラえもんのパクリ商品だ。俺を笑い殺す気か!?


補助輪付きの自転車に乗ってるウルトラマンがすげぇな。ウルトラマンは平衡感覚が弱点ということなのだろうか……!


えーと、うーん、とりあえず浮かんだ一言は「厚顔無恥」だった。


これはスゴイ。個別で見るとちょっとしたネタくらいだが、こうして並べてみるとスゴイ破壊力だな。


アジア全域をカバーしているみたいだけど、こういうパクリ玩具はやはりメイドインチャイナが多かったりするんだろうか。


笑い時ぬかと思った。しかし、笑った後になんかガックリ来た。ウチの国はもう、なんつーか……


北斗の拳と少林武術の組み合わせって……少林百裂拳とかやるんかい?双方に対する侮辱だ……!


中国にはオリジナル系の商品は少ないが、ヘンなモノなら何でもあるからな!


ここに載っているようないんちきおもちゃにぶつかった記憶が無い俺は幸福なのだろうか。


確かに笑えるんだが……自分が見たことあるのも混じってるのがなんとも。


日本はパクリ商品のコレクターなんてのもいて、しかも本が出るのか。パクリ商品ってコレクションの価値がないから見向きもしなかったけど、こういった方向性で扱うこともできるとは思いもしなかった。


パクリ商品でも買うヤツはいるんだろうな。みんながみんなオリジナルの商品を買えるわけではないし。


これ、小さいお友達やその保護者の方々にちゃんと見せた方が良いんじゃないか?本物と間違ってパクリ商品を子供に買ってしまった場合、買った人ももらった人もとても悲しい気持ちになってしまう。ねだって買ってもらったトランスフォーマーがパチモンだったとき、俺はホントに悲しかったし、間違って買ったのに気付いた父親も悲しそうだった。


いやさぁ……ウチの国のことが周りの国に認められたり面白いと思ってもらえると嬉しいなーとか考えちゃったりすることはあるんだけど、こんな想像の斜め上の方向でウケてどうすんだよ!?


これは笑えるな……しかし、何と言うか。とりあえず「さすがは我が国。そのパクリの武威を示したな」と言って俺は撤退。


カブタックのパクリ商品まであるのか。アレ一応ウチの国では「鉄甲小宝」という名前になってたから、少しは知名度や需要があったんかね。


邪神セイバーの件を思い出した。アレで我が国のパクリ商品の威力を俺達オタクも認識したっけ。当時どれくらいの人間があの邪神に震撼したか……


ああ……やはり我が国に埋もれている邪神はセイバーだけではなかったのか!


涼宮ハルビンとかもあったよな。玩具は昔からイロイロあったし、伝統的な分野と言える、かもしれない。


ネタっぽいと思えるのから、突き抜けて猟奇的なものまであるな。うーむ。それにどっかで見た記憶があるようなのから、ウチの国でさえどこで売ってるのか想像できないのまであるなぁ。


なんか、どういう表情をすればいいのか分からんな。ネタにして笑うことはできない、正直困る。頭が痛い。


ここまで来たら、もうウチの国のパクリやインチキは文化の一種だと開き直るべきか?パクリによる笑いくらいは創造できるわけだからな……


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とまぁ、こんな感じで。

さすがに中国オタクにとってもこの本で紹介されている「いんちゃきおもちゃ」の数々は笑えるもののようですが、それと同時に中国の玩具が多いということで「さすがはウチの国だ!」とヤケになっているというか、頭を抱えてしまうネタでもあるようでした。

それと、昔ちょっと話題になった「邪神セイバー」はその件をリアルタイムで体験した中国オタクにとっては、今でもトラウマとして記憶に残っているっっぽいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

*当記事は1月23日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。





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