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日本人は網タイツに先入観を持ちすぎ!ロシアは職場でもOK―ロシア駐在日記

2011年02月26日

網タイツで出社!

先週仕事の帰りに日本人の上司はあるロシア人同僚について言いました。

「彼女今日どうしたんだろう?網タイツで」

「別に何ともないと思いますよ。ロシアでは網タイツは日本のようなイメージはないですよ」

とタチアナは解説しました。


going out / pfig


そうなんです。日本では網タイツと言えばどうも夜のイメージがあるようですけど、ロシアは違います。特に、模様が幾何学的な感じで肌がそれほど見えないとなると、会社でも全然OKです。

*当記事は2月13日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。


実は、タチアナも網タイツが好きです。でも、日本人と仕事をするときは履きません。何回か履いてみましたけど…周りから何とも言えない視線を感じたので、 恥ずかしくてやめました。洋服の選択肢が減った分、つまらなくなりましたけど、同僚思いのタチアナなので(?)我慢しています。

今は冬だからあまり関係ないんですけど、ロシア人の女性は露出度の高い洋服を着ることが多いです。ロシアで最近とても人気のファッション史研究家 Васильевという人がいますけれども、彼は今のロシアで流行っている露出度の高いファッションをпорношик(ポルノ・シック)という言葉で呼 んでいます。

Васильев氏の解釈だと、ロシアは結婚適齢期の人口構成を見ると、男性よりも女性の方が多いそうです。しかも、アル中や麻薬中毒や犯罪者もどちらかと言えば女性よりも男性の方が多いので、「本当に結婚できる男性」となると、統計上の人数よりもまたさらに少なくなるそうです。その結果、ロシア人の女性たちの間で競争が激しくなってしまいます。つまり、露出度の高い洋服が増えるのは男性の目をひくためだそうです。

この解釈は大部分において当たっていると思いますけれども、露出度の高い洋服の人気にはもう一つの理由があると私は思います。ロシアは厚着の欠かせない季節が長く夏は短いから、露出度の高い洋服はある意味で冬の厚着に対する「反動」でもあると、私は思います。

だいぶ前ですけど、夏の間に何回かモスクワの会議通訳をしたことがあります。ロシア側の女性たちの服装について、日本人の男性たちは口をそろえて「目のやり場に困る」と言っていました(その割にはけっこううれしそうでした)けれども、同じ(というか、こうなったら同じじゃない!!!)女性のこの私でもそのファッションに圧倒されていました。

でも、今日のロシアはまだまだ雪の中。薄着の出番まで後数か月はかかりそうです。

*当記事は2月13日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

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