中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年02月25日
リビア軍、反体制派にミサイル攻撃 西部都市で抵抗 (日経新聞)こりゃもう完全に内戦ですね。
反体制派が蜂起したリビアで、軍部隊が24日、首都トリポリの西方約50キロのザウィヤで反政府勢力が陣取るモスクを対空ミサイルや重火器で攻撃した。AP通信などが目撃者の話として伝えた。死傷者が多数出ているもよう。同国東部の地中海沿いの都市は軒並み反体制派の手に落ちたが、軍には最高指導者カダフィ大佐の指示に従う部隊が残り、西部の支配権を巡り激しく抵抗している。
中国人1万2000人が脱出
外国政府としては、市民への非人道的攻撃を即時に中止することを求めること、自国民の安全を求めることが役割になるんじゃないかと思いますが、今回も中国は凄まじい即決ぶりを披露。
チャーター機を続々飛ばすと同時に、ギリシャから借り上げたフェリーでひとまず自国民をギリシャに逃がすという作戦。すでにチャーター機は2便(1便あたり200人ちょい)が到着。フェリーが2隻で4200人。合計すると、政府手配の交通手段だけで4600人が脱出した計算になります。
ちなみに自力で脱出した人も合わせるとすでに1万2000人もの中国人が脱出したそうです。リビア在住の邦人は80人ちょいとか報じられているので、すごい人数の差ですね……。
「頼れる政府」になりたくて奮闘努力
エジプトからの脱出では、「政府チャーター機で金がとられた、しかも普通よりも高かった」とネットで暴露する人が登場。話題となっていました。
今回も料金とられているんでしょうか?何もこんな時に金をとらなくても、と最初は思いましたが、タダで乗れるとなると、今後同様の問題があった時に「絶対に自力で逃げたりしない!もう少し待てばタダで移動できるはず(キリッ」とか言い出す人が出てきそうなので、まあ仕方ないところなのかも。
中国政府からしてみれば、こういう機会は「頼れる政府」「民のことを思って、果断に行動する政府」をアピールできる好機会。それだけに気合いが入るんでしょうね。まあ、そういう下心はあるにせよ、なかなかの行動っぷりじゃないでしょうか?ギリシャの会社からフェリーを借りるとかナイスアイディアですね。
それがその日の前にもあったので、ああいう決断をしたんでしょう。
負傷者の出た韓国の対応の方が早いといえるかもしれません。
・・・実はウィキの記事更新の際に調べてたら出てきたのは内緒(笑)。
ソースはサーチナ(中国関連)と聯合ニュース(韓国関連)。