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今月に入って過激さが増しているテロ事件ですが、報道によるとテロの標的が僧侶や教師、警察官などの社会的インパクトのある対象に変化してきている様です。
現在の民主党政権誕生時には、ステープ副首相が南部出身と言う事もあり、副首相曰く「私が安全保障担当の副首相に就任したからには南部問題は解決する」と発言されていましたが、結論として軍部の権力増大化により、より一層の過激化を招いてしまいました。
もうお手上げ?アピシット首相3月解散を示唆
そのアピシット民主党政権ですが、食料や原油の価格高騰、そして南部問題、麻薬問題を適切に対応できず、このまま政権の座に居座ると選挙に敗北する可能性があるとして、今月中の議会解散を示唆しています。どうやら現政府には南部問題も解決策は無い様です。
※マティチョン紙の報道。
フィンランド人男性が放火=パタヤ
そしてもう一つのニュースは切れたフィンランド人がパタヤのサードロードにある小規模ホテル内で放火し、フィンランド人3人を含む数人の外国人が負傷した話題。報道によると6日午前9時半頃、前日から酒盛りをして
いたフィンランド人とタイ人女性の内、ジョン容疑者が他の数人にライターオイルをぶちまけ放火。
※PDNの報道。
どうやら女性を巡る口論の末の犯行の様ですが、ホテルの1階2階部分がほぼ全焼し、数人の負傷者を出しました。警察では詳細を捜査中ですが、ホテル側の損害は約500万B。ホテル側は3人のフィンランド人に対して損害賠償を請求する意向を明らかにしています。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。