3月8日、今日は国際婦人デーです。
1904年3月8日にアメリカ合衆国のニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。これを受けドイツの社会主義者・クララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。
日本ではあまり大きな扱いではありませんが、中国では「三八婦女節」を知らない人はいないでしょう。というのも、この日は休暇をもらえたり、ボーナスがでたりといろいろ御利益があるからです。ただし対象者は女性だけ。

京剧(贵妃醉酒)-11 / shengjingyoujian
「三八婦女節」は何がもらえるの?
ネット掲示板・新浪論壇の女性板に「
『三八婦女節』がやってきた!会社がどんな福利厚生をくれるかさらそうぜ~ 」というスレが立っていたの軽くご紹介。2009年と古いスレですが……。なのでご注意を。
半日の休暇だけ。ボーナスはなかった……。金融危機だから節約って聞いた。
いや、いくらもないよ。
うちの会社はスーパーのカード。200元(約2500円)分~~。
油一瓶と米一袋。
うちの会社は毎年一緒。ティッシュ、ナプキン、タオル。
現金100元(約1250円)だけ。がっくし。金融危機だからって。
オレの会社は380元(約4750円)も女性にボーナスだって。その後、講義を受けるとか(福利っていうより罰かも)。で、最後に夕飯。
うちの会社は女性だけでお寺に行くって。
働き出して7年目。1年目はたしかお店のプリペイドカード。2年目は17インチの液晶モニター!会社で使うやつだけど。3年目は200元。既婚者は300元だったね。なぜか男の同僚まで150元(約1880円)もらっていた。4年目と5年目は食器用洗剤とかキッチン用品だったね。6年目はウォルマートのプリペイドカード。300元(約3750円)分。今年はなんだろう~。
という感じ。これだけまとまったスレはないのですが、2011年の書き込みを見ると、夕飯一食分とかティッシュだけとかぴんきりのようす。
なお、本サイト寄稿者の
OSSCHINAさんは中国で会社を経営されていますが、次のような書き込みをされていました。
外資系の会社でも、「三八婦女節」の習慣は守っているんですね。中秋節になったら月餅とか社員に配っているんでしょうか。そういう話もちょっと気になります。
三七女生節っていうのもあるらしい
ところで、ネットを見ていると、「三七女生節」という見慣れない単語を発見。ごくごく最近盛り上がってきたイベントだとか。
「婦女」って書かれると、やっぱ既婚者向けっぽいよね。
私たちの日じゃないって感じ~
という若き女性たちの発案から、3月8日の1日前が「女の子の日」=「三七女生節」になったのだとか。「また一日、デート代がかさむ日が増えたのか……」と男性としては心穏やかならぬものを感じたり。
3月8日付邢楚網がかいがいしく尽くす男の子のニュースを報じております。
同記事で紹介していたのが「美女証明書」。
「君が美人であることをここに証明します」とか書いてあるらしいですよ。最近、中国ではこういう「ちょっと面白いものを売っているショップ」が人気ありますね。安いし、ネタになるプレゼントってことでしょうか。でも、プレゼントはこれだけとか言うと、首をへし折られるような予感もしたり……。