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中国版「フレンズ」は本家そっくり!日本人キャラも登場のドラマ『愛情公寓』―北京で考えたこと

2011年03月13日

ドラマから見た中国(その8)爆笑の中国版フレンズ「愛情公寓」にハマる

いやー、このドラマは久々に単純に楽しんでみさせてもらっています。今日ご紹介するのは「愛情公寓」です。

既に第2季(セカンドシーズン)まで終了しているこのドラマシリーズは、中国(ベースは上海が舞台)の若い男4人、女3人の友情、愛情を描いたドタバタコメディーで、正にかの有名なアメリカ・Sitcomの最高峰にそっくりの「中国版フレンズ」。一部のスキット、ギャグは本当にもろフレンズからのぱくりと言うすごさです。

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※こちらは第2季のキャスト、こっちの方が自分は好きかな。


*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。


そのまんまだけど面白い!

ただ、じゃあつまらないかというと、適度に現代中国(上海)のバックグラウンドに溶け込んでいて、テンポの良さもあってメチャ面白い!特にフレンズにもメチャはまってしまっている自分にとっては、中国語でフレンズを観ているような気分に陥るような、そんなところもとっても良いです。

都市で生きるなりの苦労話は織り込まれているものの、全くのコメディなので悲壮感はひとかけらもなく、ここまであか抜けた中国ドラマが逆にとっても新鮮です。これまた最新の中国語スラングや流行語を学ぶにも最高のテキスト!英語の勉強でも相当フレンズにお世話になったし、これで自分も現代中国語をブラッシュアップしたいと意気込んでいます。個人的にお気に入りキャラは女性は胡一菲と唐悠悠(第2季より)男性なら関谷神奇(以下参照)と张伟(第2季から)でしょうか。


登場人物には日本人漫画家役も

フレンズとここまで似ていると、もうそれは逆にオリジナリティなのかなあなんて感心している中で、特に日本人の関心を引くであろうキャストは、横浜からやってきた漫画家の「関谷神奇」、彼が7人の中の一人として、少しなまった中国語を駆使して大活躍します。実際は中国の俳優・王传君 が演じているので、発音をわざと変にしている以外は中国語もぺらぺらなのですが、その彼の描き方もまた本当にカジュアル、そして面白い!

もちろん日本人であるというキャラを使ったギャグやストーリーはたくさん盛り込まれていますが、現代若者向けドラマで日本人(役)の彼が中国人と全く違和感なく対等に描かれていることは、本当に心地よい爽やかさを感じます。以前のブログ記事「新中国建設に貢献、革命戦士との恋=新たな日本人像を描くドラマ「鋼鉄年代」」で紹介したのとは180度違う雰囲気のドラマですが、これもまた同じような強い新鮮さを感じました。


※就職活動をする関谷君の動画履歴書という設定、関谷君最高です!


日本人俳優も出演

そして、ドラマには(関谷君ではなくて、本当に日本人が演じている)日本人出演者も幾人か。日本関係が自然に、カジュアルに出てくるのも、これもやはり関谷君効果でしょうか。その中ではアメブロもやっていらっしゃるねんど大介さんも出演されていました。怪しい手品師役を爆笑中国語でこなしていてスバらしい!今度は関谷君のような役も日本人がそのまま演じるような方も出てくるでしょうね!

ドラマは第2季が終了したばかりで、現在は愛情公寓ホームページ(注:ドラマのHPというわけでなく所謂SNS、元々台湾発で、主に若い男女の交流・出会いがテーマのよう、といっても投票のためにログインしただけでまだ機能は良く分かっていませんが…)上で、第3季のストーリーをどういう方向を左右する第2季のラストシーンに関して視聴者投票が行われているところ、自分も思わず投票してしまいました。こんな視聴者参加型の試みも、既に第3季以降が確実な愛情公寓だからできるんでしょうが、フレキシブルですね。今から第3季が楽しみです(笑)。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

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