中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年03月13日
3月12日、中国地震局の陳建民局長は「10秒前に地震を予測することは不可能だ」と発言。ネットで噂になっている日本のシステムも、予報ではなく速報システムであることを強調した(13日付南方報業網)。中国でも地震予測研究は推進されているが、明確な前震があるケースをのぞいて予測することは困難と見られている。
中国では四川大地震、青海地震と近年、大規模な地震災害が続いた。手抜き工事や被災後の救援活動の遅れなど、「人災」が被害を拡大させた経緯もあり、地震対策先進国・日本への評価は高まっている。その評価を嬉しく思うが、日本への過大評価を前提として「中国は遅れている」「政府の対応はおかしい」との批判は困りものだ。
中国の地震対策が不十分なことは間違いないが、たんに騒ぎ立てるだけではなく正しい知識を持たなければ意味がない。いや、中国だけの問題ではない。福島原発をめぐる日本の騒ぎと、自分を含む人々の不安な気持ちを見ても、改めて知識啓蒙の重要性を感じさせられた。
よくわからないんだけど、確かにその可能性もありますが。。。