中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
番組についてはやらおん!さんの記事などをご参照ください。
TBSの番組で「プロの軍事評論家が選んだアニメ最強のロボット」が決まったよー(やらおん!)
厳密な検証を行うといったものではなかったようですが、軍事評論家とロボアニメの組み合わせが中国オタク的にはかなりの驚きだったようですね。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
―――――――――――――――――――――――――――
日本では軍事評論家もロボの戦力を論じたりするのか……!
最強はグレンラガンというのには納得。ありゃ銀河系よりでかいしな。
リアル系とスーパー系を同列で比較するのはおかしいと思うんだが。
やはり日本は宇宙位置の軍事超大国ってわけだな。スーパーロボット大戦の主戦場になるのも理解できる。
軍事評論家がロボットを語るとかスゲェな。
これは日本が本格的に巨大ロボを開発しているということを期待していいんだろうか?
昔、自衛隊の防衛省技術研究本部でガンダム開発を計画しているという話を聞いた覚えがあるが、あれ実はマジな話だったりして。
RX-78とVF-25を比べるのはおかしい。RX-78とVF-1を比較するか、作中の年代的にVガンダム辺りと比較するべき。
日本の軍事評論家はどこまで本気なんだろう?
現実的に考えたら人型兵器なんてネタにしかならんだろうから、歩兵の強化とかそういう方向で考えるのかな?
前提条件や勝敗のルールが違うから、単純に答えは出せないだろ。
あ、でもグレンラガンに勝てるロボはさすがに思い浮かばんな……
日本の軍事評論家はアホじゃね?
こんなん論評しても意味が無いだろうに。余程やることが無いんだろうか?
さすがにネタだろ。軍事評論家はアニメによって自分の宣伝をしたいとかじゃないのかな。
それにしても日本は2次元と3次元の区別がどんどん曖昧になっていくなぁ。
てか日本の軍事評論家って見た目的にオタクとあんま区別つかんな。
日本の軍事評論家は日本における既存の方向での軍事力に限界を感じてアニメにも研究の手を伸ばした……ってこと?それとも単なる冗談でやってるの?
それにしたって、俺らが妄想したりスパロボ楽しんだりして強弱を論じるならともかく、専門家が空想上のロボの強弱を論じるのってどうよ?無意味すぎる。
しかし軍事方面の研究を続けていたらアニメの研究までしなきゃいけなくなるなんて。ちょっと気の毒だ。
グレンラガンなら銀河とか投げるしな。地球圏で戦っているようなマシンじゃ勝負にならんよね。
世界観とか使用可能な特殊資源やエネルギーが異なる作品を比べても意味が無いだろうに。
いや、待て。もしやこれは新しいスパロボのための準備とか……?
エヴァも強いと思うんだけどなぁ。世界ごと変えちゃうわけだし。
世界を変えるということならドラえもんが最強に決まってるだろ……!
どのロボも武装を持っているんだから、ドラえもんのひみつ道具も武装のカテゴリで問題ない。
―――――――――――――――――――――――――――
とまぁ、こんな感じで。
中国オタクもグレンラガンが最強っぽいというのには納得しているようです。
それから、この企画がバラエティ番組のネタだというのは理解しているようですが、何やら戸惑い気味の反応も多かったですね。
中国オタクの間でも「どのロボットが強いか」というような想像や議論はわりとよく行われるようですが、それはあくまでオタク同士のやりとりについての話で、バラエティ番組のネタであっても軍事の専門家を持ってくるのは違和感があるというか、ひいてしまう所があるようです。
中国のメディアでは軍事関係について一定の尊重がありますし、今の中国の若者は愛国主義教育で軍隊の華々しい活躍を教えられrたり、国防教育子供を受けたりしていますから、軍事関係のことは「真面目に扱わなければならない領域」だと思われている節があります。
そしてそれは中国オタクも同じで、日本のアニメや漫画の作中でのネタ扱いならともかく、現実の社会で軍事の専門家が出てきてどうこうするというのは、イマイチ割り切れずに戸惑ってしまうのかもしれませんね。
中国オタクには軍事系のネタが含まれるような作品のウケが良いという傾向があったりしますが、その辺の感覚については日本とはちょっと違う所もあるようです。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
*当記事は2月25日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。