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2011年03月15日
第4回目の集会が予定されていた中関村に近い北京大学。いつもより校内の警備を増やして学生たちを校外に出さないよう警戒していました。警察車両も入っており、赤腕章(治安ボランティア)の人もいますね。ついに大学の中にまで乗り込みましたか。
なぜ、この広場に学生が集まっているのでしょうか。もちろん全校学生ではないでしょう。市内中心部に実家がある学生なら金曜のうちに戻っているでしょうから、集められたのは地方から来ている学生と推測されます。キャプションによると、正午となっています。
学外に出ようとしているものの、止められている学生と思しき男性の横を、何事もなく脱出に成功している男性。違いは何なのでしょうか。ご存知のように、中関村の周辺は北京大学や清華大学を始めとして、多くの大学があつまった文教地区でもあり、他の大学でも同様の措置が取られたと考えられます。
所変わって中関村。集合場所となった海龍ビル前に午前9時から散水車を配備し、いつでも使えるように待機していました。
そして、目に見える形で配備された公安の車両。
遠目にも分かる、制服に着られている保安がいます。ありがちです。
店員すらも赤腕章を付けさせられ、監視役に回っています。こうして存在をアピールする事によって、事態を防ごうとする狙いがあるのでしょう。
ジャスミン革命は、次回もあります。成り行きに任せ、引き続き日本から見守って生きたいと思います。
*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。