2011年3月20日夜、中国国際救援隊が東北関東大震災津波被災地での活動を終え帰国する。新華網が伝えた。



今回の中国国際救援隊は中国地震局、工兵団、武装警察総医院から派遣された隊員15人で編成されている。13日に日本に到着。岩手県大船渡市で行方不明者の捜索活動に従事した。ファイバースコープやレスキューレーダーなどの先端機器を利用。生き埋めになっている生存者がいないかを調べて回った。20日付新華網によると、捜索地点は200棟を超えたという。

停電、水不足、寒さ……。被災地の人々を苦しめている過酷な条件は国際救援隊にも同じくふりかかった。インスタントラーメンやパンといった簡単な食事で飢えと寒さを凌ぎながらの活動となった。苦しい状況の中、心温まるエピソードがあったと17日付中国国際救援隊公式ブログは伝えている。



捜索活動以外にも、被災民のためのテント設営、物資運搬、交通整理などの活動を続ける救援隊に感謝したスーパー経営者、コンビニ経営者が生活用品などを差し入れてくれたという。



＊写真は捜狐新聞の報道。他写真多数あります。